大学パンフで調べよう

見るべきポイントを押さえて
読むと大学の姿が見えてくる

大学パンフには、大学の詳しい情報が盛りだくさん。比較・検討のために複数校の大学パンフにじっくりと目を通したい。しかし、大学パンフの情報量は多く、どのページを見ればよいのかわからない人もいるだろう。ここで紹介するポイントだけは、最低限確認して、どんな大学なのかを研究する材料にしよう。

※ここでは関西大学の大学パンフを例に取り上げます。

【1】目次

全体像を把握し必要な情報がどこにあるか知る

目次を見れば、知りたい情報にパッとたどり着ける。また、どんな情報が載っているかをまとめて見ることができるので、大学が受験生に伝えたいことの全体像を把握できる。学長のメッセージやAP(アドミッション・ポリシー)などが掲載されている場合は、自分に合う大学かどうかを見極める最良の材料の一つになる。

【2】学校の特徴

学び方、プログラムなど学校の特徴を把握する

大学での学びには独自の校風がある。このページはそれを端的に示したページともいえる。学び方の特徴であったり、特色あるカリキュラムであったり、その校風は実に様々だ。同じ学部名で同じテーマを扱っていても大学によって学び方が異なるケースがある。大学生の本分でもある学びに直接かかわることなので、必ず目を通しておこう。

注目
先輩の声

関西大学のパンフでは、学修や研究をどのように進めているのか、先輩の体験談が紹介されている。学生自身の言葉なので、自分の学んでいる姿がイメージしやすいだろう。

【3】学部・学科

学部ごとの違いを把握し、文理選択の情報の一つに

文理選択や大学選択で最も大事なのは「何を学ぶか」だ。それは学部や学科によって大きく異なる。大学パンフの学部・学科紹介には、詳しい情報が記されている。自分が学びたいことが学べるかを確認し、文理選択に生かそう。学びたいことが決まっていない人は、各学部・学科ごとのページでどんなことを学べるのかを参考にするのもよい。

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学びの特長

関西大学のパンフでは、各学部の特色を「何を学ぶのか」「学びのポイント」として掲載。学修内容やカリキュラムの特色などを詳しく紹介している。

【4】キャンパス

キャンパス情報を確認して未来のキャンパスライフを

学生生活を送るキャンパス。学食や、学びに利用できる施設など、学生生活を充実させるためには必須の情報だ。総合大学などはキャンパスが複数あり、学部・学科・学年によって異なることがある。通学や、場合によっては下宿を視野に入れるかどうかにかかわるので、自分が気になっている学部・学科はどのキャンパスで学ぶのかをチェックしておこう。

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アクセス

立地もこのページで確認できる。最寄りの駅はどこか、駅から何分歩くのかをチェックしておこう。

【5】留学・その他制度

世界で活躍する人材になるために

グローバル化が進むなかで、海外留学に力を入れている大学は多い。大学が支援をしてくれるプログラムを利用すると、留学がしやすい。留学したい国があれば、その国への留学や交流が盛んな大学を探そう。今は興味がなくても、大学で学ぶうちに留学したくなったり、必要性を感じたりすることがあるかもしれない。「学びの可能性」は広く持っておこう。

注目
サポート体制も要チェック

留学先で修得した単位を卒業するための単位に変換することができる単位互換制度や、奨学金の有無などもしっかり調べよう。