必見!業界特集

鉄道・航空業界
仕事とは?

鉄道会社や航空会社は重要な交通インフラを提供する役割を担っており、今や私たちの生活には欠かせない存在です。鉄道や航空機を人々が安心して利用できるために働くのが鉄道・航空業界の仕事です。

鉄道・航空業界について知ろう!

鉄道車両や航空機の運行だけではない、幅広い仕事

鉄道業界では、駅員や車掌、運転手などの「現業職」、車両の点検や整備を行う「技術職」、施策の企画・立案・推進などを担当する「総合職」といった人々が働いています。鉄道業界の仕事で真っ先に思い浮かぶのは、「現業職」をはじめとした鉄道の運営や維持でしょう。一方で、鉄道業界はそれだけにとどまらず、駅周辺の再開発事業や不動産事業など、鉄道から離れた事業にも力を注いでいます。
航空業界で働く人々には、パイロットやキャビンアテンダント(CA、客室乗務員)、航空整備士、航空管制官、グランドスタッフ、入国審査官などがいます。主な業務は、航空機を使った世界各地への旅客や貨物の輸送ですが、そのほかにも、空港内の施設運営や物販も航空業界の仕事の1つです。

鉄道業界は「非鉄道事業」が好調、航空業界は新規採用を再開

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、JR・私鉄の旅客数は大幅に落ち込みました。その後は回復基調にありますが、今や鉄道各社は、駅周辺にオフィスビルや大型マンション、ホテル、商業施設をつくったり、レジャーやリゾート事業を強化したりと「鉄道以外の事業」を拡大し、経営の多角化を図っています。一方、地方では「観光列車」を企画するなど、経営努力をしている鉄道会社もあります。地方鉄道の運営安定だけでなく、地域の活性化への貢献にも期待されています。
同じく航空業界も、コロナ禍に利用者を大幅に減らしました。しかし近年は諸外国の出入国制限も緩和され、旅客需要も回復しています。それに伴い、コロナ禍の業績悪化によって採用活動を中断していた各航空会社も、採用活動を再開しています。まだ採用人数はコロナ禍前に劣るものの、今後は徐々に増えていくことでしょう。

「MaaS」によりシームレスな移動が可能に

「MaaS(マース)」とはMobility as a Serviceの略称で、私たちの身の回りにあるさまざまな交通手段の検索・予約・決算が一括で行えるようになる、国土交通省が推進する事業の1つです。
例えば飛行機、電車、バスを利用するとしましょう。航空券は航空会社に、電車の乗車券は鉄道会社に、バスの乗車券はバス会社に支払う必要がありますが、MaaSが普及すれば、経路の検索から購入・決済までの一連の流れを、まとめて一度に済ませられるようになります。既に、一部の大手鉄道・航空会社がMaaSに準じたシステムをスタートさせており、今後全国に広がっていく予定です。
このサービスが普及すれば、交通手段の手配の難しさから移動や旅行を敬遠していた人でも、これまでよりもずっと手軽に長距離移動ができるようになるでしょう。

鉄道・航空業界に向いているのはこんな人

鉄道・航空業界は人々の移動における利便性を高めるとともに、利用者の安全を確保しなければいけません。運転する人や車両・機体の整備を担う人だけでなく、だれもが「人の命を預かる」という大きな責任を自覚しなくてはならない業界であるため、責任感の強い人、細かなところまで配慮できる人、チームで動けるコミュニケーション力のある人などが向いていると言えます。また、悪天候による影響や利用者の体調悪化など、急なトラブルが多い仕事でもあります。どんな状況でも冷静な判断ができる人も、求められる人材でしょう。
また鉄道・航空業界は、ほかの業界と比べて公共性が高い業界です。多くの人々の生活を支え、社会の役に立ちたいと考えている人であれば、やりがいと誇りをもって仕事に励めるでしょう。

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