ココだけ押さえる!私立大の入試結果&入試変更点

私立大の2023年度の入試結果と、2024年度の入試変更点について解説。ポイントをしっかり押さえて、近年の大学入試の傾向をつかもう!

一般選抜の志願者数は減少、実質倍率は低下傾向が続く

私立大一般選抜全体の志願者数は、入試改革や感染症拡大の影響もあって、2020年度から大きく落ち込んでいた。その一方で合格者数は増加しており、下のグラフからもわかる通り、「志願者減・合格者増」という状態が続いている。つまり、実質倍率は下がっているというわけだ。

2023年度を見てみると、志願者数は対前年指数 96と引き続き減少。合格者数も前年よりわずかに減ってしまったが、志願者数よりは減少の割合が小さいため、実質倍率は依然低い状態のままだ。受験生にとっては、有利な状況が続いていると言えそうだ。

また近年、国公立・私立問わず増えているのが、学校推薦型選抜や総合型選抜での受験だ。とくに私立大で顕著で、入学者の58.3%(2022年度)を学校推薦型・総合型選抜が占めている。今後も両選抜の拡大傾向は続きそうだ。

※2023年5月時点ベネッセコーポレーション調べ

難関13私立大の総志願者数は約85万人と前年並み

早慶上理(早稲田大慶應義塾大上智大東京理科大)、MARCH(明治大青山学院大立教大中央大法政大)、関関同立(関西大関西学院大同志社大立命館大)の難関13私立大一般選抜の総志願者数は84万5664人と、前年から大きな変化はなかった。しかし入試方式別に対前年指数を見ると、一般方式で98、共通テスト方式で106と、共通テスト方式を利用する受験者が増えていることがわかる。
難関13私立大一般選抜においても合格者数は年々増えており、実質倍率は平均して3.4。以前に比べると格段に低く、受験生にとっては挑戦しやすい入試環境かもしれない。

難関13私立大の総志願者数

2023年度
(人)
2022年度
(人)
対前年
指数
早稲田大 90,879 93,843 97
慶應義塾大 37,411 37,894 99
上智大 26,851 22,899 117
東京理科大 50,698 53,752 94
明治大 108,042 102,426 105
青山学院大 43,948 47,839 92
立教大 58,208 62,646 93
中央大 67,786 64,795 105
法政大 99,051 108,343 91
関西大 77,699 79,174 98
関西学院大 43,737 38,737 113
同志社大 49,972 45,854 109
立命館大 91,382 88,304 103
合計 845,664 846,506 100

※2023年5月時点ベネッセコーポレーション調べ

2024年度の主な入試変更点

医療系大学や学部の新設

2024年度には、仙台青葉学院大や愛知医療学院大、高知健康科学大といった医療系の大学が誕生する予定だ。また、順天堂大(薬学部)、大阪歯科大(看護学部)、国際医療福祉大(成田薬学部)などのように、医療系学部の新設も目立っている。

その他の新設情報

近年、増えてるのが情報系の新設。2024年度は明治学院大(情報数理学部)、金沢学院大(情報工学部)で学部新設が予定されている。
また、実践女子大(国際学部)や甲南大(グローバル教養学環)のように、国際関係の新設学部も注目だ。

※2023年6月時点での情報。新設の大学名・学部名などは申請中であり、すべて仮称。詳細は各大学が発表する最新情報を確認しよう。

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