神奈川大学/工学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
機械工学科(145名)
電気電子情報工学科(145名)
経営工学科(90名)
応用物理学科(60名)
所在地
1~4年:神奈川
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
工学部の偏差値を見るプロフィール
●「宇宙」や「ナノ」の世界を学び、社会の発展を支える工学技術への応用をめざす「応用物理学科」新設
●3つの分野横断型プログラムを導入。学部の垣根を越え、より高度で新しい分野の研究・教育を行う
●2023年4月、5つの理工系学部が集結。分野横断教育プログラムで、より幅広い研究をめざす
2023年4月、工学部は従来の機械工学科、電気電子情報工学科、経営工学科に新設の応用物理学科を加えた4学科の新体制にしました。持続可能な開発目標(SDGs)の実現や情報技術を応用したポスト工業社会の形成、新しい魅力ある社会形成に貢献できる技術者を育成します。3つの分野横断教育ブログラム(知能ロボティクス生活・環境デザイン工学、宇宙理工学)を用意。相互に関係する類似分野で構成され、「数学や物理に興味がある」「モノづくりに携わりたい」「情報技術を応用した先端システム開発に興味がある」「システム、サービスのデザインに興味がある」「新たな発想で技術を開発してみたい」など、自分の希望に沿った分野+αを学ぶことができます。また、学部独自の留学制度「グローバル社会実習」を設置し、未来社会を切り拓くグローバル工学人材として世界へ踏み出せるよう支援します。
【キャンパス】
横浜キャンパス
【学生数】
2822名(2023年5月1日現在)
【専任教員数】
教授29名、准教授15名、助教24名、助手3名(2023年5月1日現在)
【大学院】
工学研究科/工学専攻、建築学専攻
機械工学科
【講義・学問分野】
機械工学実習、機械解剖、自動制御、材料力学、CAD/CAM、エンジン工学、ロボット工学、メカトロニクス、衛星システム工学、ロケットエンジン、ロケット工学、グローバル社会実習 など
電気電子情報工学科
【講義・学問分野】
基礎電気数学、プログラミング言語、電気回路、電気電子情報実験、エネルギー工学、無線通信工学、通信ネットワーク工学、技術マネジメント、知能情報学、グローバル社会実習、音響・超音波工学 など
経営工学科
【講義・学問分野】
経営工学総論、プログラミング演習、人間工学基礎、生産管理、企業情報分析、管理会計、経営工学実験実習、ビジネスデータサイエンス演習、製品サービスシステム、UX/UIデザイン、情報ネットワーク、グローバル社会実習A・B など
応用物理学科
【講義・学問分野】
応用物理学入門、情報処理、プログラミングⅠ・Ⅱ、力学Ⅰ・Ⅱ、電磁気学演習Ⅰ・Ⅱ、応用物理学実験、宇宙物理学、観測天文学、衛星システム工学、ロケット工学、ロケットエンジン、ナノ物質科学、知能工学Ⅰ・Ⅱ など
入学者・卒業者数
入学者数
441人- 女子生徒数
- 39人
- 男子生徒数
- 402人
- 地元出身学生数
- 246人
- 入学者総数
- 441人
卒業者数
686人- 就職者数
- 530人
- 進学者数
- 37人
学部の特色
「宇宙」や「ナノ」の世界を学び、社会の発展を支える工学技術への応用をめざす「応用物理学科」新設
2023年、「応用物理学科」を新設。現代物理学の知識を基盤とし、その応用としてさまざまな科学技術を身につけていきます。物理学そのものを学ぶだけではなく、「技術をどのように応用していくか」という視点がポイントであり、測定・観測技術およびデータ解析手法、新材料の創製、コンピュータシミュレーションや最適化アルゴリズムなど、先端的研究の過程で培われる技術を修得していきます。なかでも「宇宙観測」と「ナノサイエンス」の2つを大きなテーマとして掲げています。
3つの分野横断型プログラムを導入。学部の垣根を越え、より高度で新しい分野の研究・教育を行う
本学部は、2023年度より「応用物理学科」を加えた4学科と3つの分野横断教育プログラム(知能ロボティクス、生活・環境デザイン工学、宇宙理工学)による新しい教育研究組織に再編。
「知能ロボティクスプログラム」は、機械工学科と電気電子情報工学科が互いに学科を超えて学び合い、「生活・環境デザイン工学プログラム」は、電気電子情報工学科と経営工学科、「宇宙理工学プログラム」は機械工学科と応用物理学科が互いに学び合います。
2023年4月、5つの理工系学部が集結。分野横断教育プログラムで、より幅広い研究をめざす
ハイブリッドロケット、宇宙エレベーター分野で国内外の記録をもち、研究実績を誇る本学工学部が新しくなりました。機械工学科、電気電子情報工学科、経営工学科をリニューアルし、さらには「応用物理学科」を新設。これらの4学科における教育研究に加え、今後、発展が期待されるロボットや宇宙開発、ナノサイエンス、生活・環境分野では、異分野間の融合的な学びが求められるため、学科の垣根を超えた分野横断型の教育プログラムを導入。その上で数学や物理学をベースにした教育研究と情報技術の応用を推進しています。
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学べること
機械工学科
2023年4月、機械工学科がリニューアル/基礎から新分野までモノづくりを極める
機械工学科では、伝統的な科目と同時に機械解剖、メカトロデザインなど、機械に触れる科目を学んだ上でロボット・AI、宇宙エレベーター、ビークル、ロケット、複合材料、精密加工・工作機械、金属材料、燃焼、熱・流体機械などの研究に取り組みます。
●「モノづくりがしたい」思いに応えるカリキュラム
1年次から「機械工学実習」を設け、機械解剖、メカトロデザイン、メカニカルデザインの授業など、実際に機械に触れながら学べるのが魅力。最初から座学で知識を詰め込むのではなく、実際にモノに触れて「何のために学ぶのか」という疑問や意識を自ら発見しながら学ぶことができます。
●分野横断型プログラムでは「知能ロボティクス」「宇宙理工学」が学べる
学科を超えた分野横断教育では、電気電子情報工学科と「知能ロボティクス」、応用物理学科と「宇宙理工学」の分野を学びます。ロケット工学やロケットエンジンなどの科目を新設。モノづくりの基礎を身につけながら、ソフトウェアやコンピュータ制御、カーボンニュートラルの実現につながる最新エネルギーなど、最先端技術に関する新しい分野まで網羅した、魅力あふれる学びが用意されています。
●最新の機器を駆使した体験的な学びが満載
さまざまな工作機械を備えた日本有数の機械工作センターでは、数値制御工作機械や3次元CAD/CAMシステム、ロボットアームの実験装置など最新の機器を使い、自分の目と耳で学ぶ体験学修で理解を深めるなど、体験的な学びが満載です。
●研究室にはユニークな研究が勢ぞろい
人間共存型ロボットや環境にやさしいエンジン開発、航空宇宙やスポーツ分野で使われるプラスチックの研究まで、知的好奇心を刺激する多彩な研究室がそろっています。例えば、ロボット制御システム研究室では新しいロボットを開発し、それを思い通りに動かす研究を行っています。 中でも宇宙エレベータークライマーの新しい駆動方式、姿勢制御、ブレーキ、押付力調整機構などの開発を進めています。
電気電子情報工学科
2023年4月、電気電子情報工学科がリニューアル/スマートフォンも作れる技術者をめざす
電気電子情報工学科では、発展拡大を続ける先端的領域を学ぶ。電子技術と情報技術を修得。電気(エネルギー問題)、電子(半導体)、情報(人工知能、データ処理)、通信(高速データ通信)を含む幅広い分野を横断的に学びます。例えば、情報分野においても数学的情報だけではなく、ハードウェアを制御したり、モノを動かすプログラミングの技術やデバイスの知識など、総合的な知識の修得をめざします。電気・電子・情報・通信という4つの分野を横断的に学ぶことで、実際にスマートフォンを組み立て動かす知識と技術などを身につけることができます。
●電気・電子・情報の知識を身につけ、専門的あるいは分野を横断的に学んでいく
日頃使う電化製品は、電気を動力として動き、“電子回路”と“情報技術”によって成り立っています。この仕組みを[数学・物理・電気回路・電気磁気学・情報基礎]といった基礎学問から学んでいきます。3・4年次では分野を横断的に学ぶか、専門分野を絞って学ぶかを選択し、希望者は国家資格である電気主任技術者などの資格取得をめざします。
●分野横断教育プログラム/「知能ロボティクス」「生活・環境デザイン工学」
3年次からの学科を超えた分野横断教育では、機械工学科と「知能ロボティクス」、経営工学科と「生活・環境デザイン工学」の分野を学びます。人工知能を搭載したロボット作りや、経営やデザインの視点を取り入れた新しいモノづくりに挑戦しながら、問題を発見し、解決する力を育みます。
●実験・演習で工学的センスや直感力を磨く
工学技術を体験的に学べるよう、少人数制による学生実験を重視。物理学実験、電子デバイスの製作、プログラミングなどを自ら行うことで、工学的センスや直感力・問題解決力を磨きます。
●最先端の研究に触れられる研究室
コトバを理解する知能ロボットの開発から、未来のエネルギー技術やIoT製品の開発まで、研究室のテーマは多種多様。電気・電子・情報工学の最先端の研究に参加できます。情報通信工学研究室では、スマートフォンなどの性能向上やインターネットへの接続端末の増加により、情報量が爆発的に増加しているなか、高速通信を実現するためのコア技術について研究を行っています。
経営工学科
2023年4月、経営工学科がリニューアル/人間を中心とした社会システムをデザインする
経営工学科では、モノづくりの現場をマネジメントする力を養います。経営管理系、生産システム工学系、人間・環境系、知識ものづくり技術系の4科目群を設定。世界を舞台に活躍するグローバル人材の育成をめざし「国際コミュニケーション」「英語ディスカッション」「工業中国語」などの科目を設置しています。ヒト・モノ・カネ・情報という経営資源に関する基本を理解したうえで、実験、フィールド調査、データ分析、最適化、コンピュータシミュレーションなど理系のアプローチから社会(ビジネス)の課題を解決し、人間を中心とした持続可能な社会をデザインできる人材を育てます。
●持続可能な社会を実現する「新しいコトづくり」
ビジネスデータサイエンス演習、システムデザイン演習、プロジェクトマネジメント、製品サービスシステム、UX/UIデザイン、管理会計、金融工学などの科目を新設。ヒト・モノ・カネの視点で、ビジネスデータを活用して、サービスをベースに製品の価値を顧客にどのように届けたらよいかを考えます。ただモノを作って販売するだけではなく、顧客の潜在的なニーズを掘り起こしてサービスをデザインする方法や考え方を学びます。
●4つの能力を持った経営工学のプロを育成
実験・実習を充実させ、経営工学技術者に必要な「モノづくりの技術」「管理技術能力」「マネジメント能力」「情報システム能力」の4技能を養います。学科を超えた分野横断教育では、電気電子情報工学科と「生活・環境デザイン工学」の分野を学びます。
●語学を駆使して海外で活躍できる人材へ
グローバル時代を見据え工学英語に加え、国際コミュニケーションI・IIや英語ディスカッション、工業中国語初級の科目も設置。技術者として海外の現場で活躍できる実践的なコミュニケーション力を身につけることができます。また、短期語学研修やグローバル社会実習を活用した留学についても積極的に推奨しています。
●技術マネジメントも主要な研究テーマ
優れた機能を有しながら世界市場での地位を確立できていない高度な技術製品があります。広く普及させるための技術マネジメントの能力も修得します。
応用物理学科
2023年4月、応用物理学科開設/「宇宙」や「ナノ」の世界を学び技術を応用する
2023年新設の応用物理学科では、「宇宙」のなぞから「ナノ」の新技術まで、物理学の幅広い応用領域を扱います。宇宙観測、ナノサイエンス、データサイエンスなどの教育プログラムと先端研究を通じて、実験・観測装置の開発、データ解析やシミュレーションなど、ハードからソフトまで幅広く扱える技術者を育成します。物理学そのものを学ぶだけではなく、「技術をどのように応用していくか」という視点がポイントであり、測定・観測技術およびデータ解析手法、新材料の創製、コンピュータシミュレーションや最適化アルゴリズムなど、先端的研究の過程で培われる技術を修得していきます。
●分野横断教育プログラム/「知能ロボティクス」「生活・環境デザイン工学」
3年次からの学科を超えた分野横断教育では、機械工学科と共に「宇宙理工学」の分野を学ぶことができます。宇宙技術から宇宙サイエンスまで、総合的な教育プログラムを実現します。
●プログラミング・データサイエンス教育
1・2年次からデータ処理技術の基盤を確立するための、プログラミングやデータサイエンスを積極的に学ぶ環境が整っています。専門必修科目「データサイエンス・ラボラトリー」では、宇宙観測で得られたビッグデータの処理方法を学修。プログラミングし、シミュレーションする力を確実に身に付け、モノづくりの道具として使いこなせるように学んでいきます。
●物理やプログラミング、科学技術など身につけ幅広い分野へ
宇宙産業や宇宙開発、ナノサイエンスに関わる開発を行う企業(メーカー)で、企画や研究開発、エンジニア、プログラマーなど。物理計算や数学の能力、モノづくりやプログラミングの知識を生かした、幅広い分野への進路が考えられます。さらに高度な専門技能を追究したい学生には、大学院進学への道も開かれています。
問い合わせ先
【住所・電話番号】
神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-26-1
入試センター
(045)481-5857(直)