広告代理店勤務

広告戦略を練り適切な媒体をセレクト

　企業の販売戦略は、新しい商品やサービスをいかに消費者にアピールするかが柱となっている。広告代理店は、企業などから依頼されて、売り出す商品やサービスなどの広告戦略を練り、販売促進につながる広告物を提案…

CM撮影やイベントのため夜間や休日の出勤も

　広告の企画を考え、具現化していくため、社内での会議や依頼主の元へ出向いての打ち合わせなどに１日の大半を費やす。企画提案の締め切り前などは非常に忙しく、残業になることも少なくない。また担当する商品のC…

リーダーシップと鋭敏な時代感覚

　大がかりな広告キャンペーンには、フォトグラファーやグラフィックデザイナーなど大勢のスペシャリストがかかわる。そのため、広告代理店の担当者にはこれらのスタッフをまとめるリーダーシップが求められる。

新鮮で効果的な広告の作り手に期待

　近年では、新聞、雑誌、テレビ、ラジオ以外の媒体を使った広告が増えている。特に、インターネットを使った広告は高い伸びを示している。そのほか、公共交通機関やビルの壁面を利用した広告なども見られる。

収入

初任給 約22〜30万円

在学中から幅広い知識を身につける

　広告代理店の採用試験の倍率は全体的に高く、また大手では大卒者を採用条件にしているところも多くある。しかし、特別な資格や専門分野の知識は問われないので、特に有利な学部はなく、理系学部出身者も少なくない。

　在学中から文学、音楽、映像などクリエイティブな世界に接し、時代を見る目を養うと同時に、どのような分野の話題もフォローできる雑学的な知識も身につけておくと役に立つ。

　多くの広告代理店では、職種を限定せずに採用し、入社後に社内教育などで適性をみて配属部署が決まる。