関西大学/システム理工学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
数学科(33名)
物理・応用物理学科(基礎・計算物理コース/応用物理コース)/(66名)
機械工学科(220名)
電気電子情報工学科(電気電子工学コース/情報通信工学コース/応用情報工学コース)/(182名)
グリーンエレクトロニクス工学科*(62名)新設*2026年4月開設(仮称・設置構想中)
※設置計画は予定であり、今後変更となる場合があります。
所在地
1~4年:大阪
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
システム理工学部の偏差値を見るプロフィール
●人の生活を豊かにする「システム=しくみ」を創造する
・しくみづくりに必要なシステムの原理「理学」と応用する力「工学」を学ぶ
・AI・IoT・自動運転など最先端分野の技術研究にもアプローチ
・海外体験研修や国際共同研究への参加など、世界で活躍できる力を育成
【キャンパス】
千里山キャンパス
【学生数】
2,143人(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
87人(2024年5月1日現在)
【大学院】
理工学研究科/システム理工学専攻(数学分野、物理・応用物理学分野、機械工学分野、電気電子情報工学分野)(M)、総合理工学専攻(D)
数学科
【講義・学問分野】
オリエンテーションゼミナール、コンピューター実験数学II、集合と位相II、確率論I、解析学IV、幾何学概論I など
物理・応用物理学科
【講義・学問分野】
物理学・応用物理学実験C、数値計算基礎(演習含む)、電磁気学II(演習含む)、物性物理B、フレッシュマン物理学、理数の教育 など
機械工学科
【講義・学問分野】
機械工学入門(実技)、材料力学I,、制御工学I,II、超精密加工学、伝熱工学、機械製図 など
電気電子情報工学科
【講義・学問分野】
基礎プログラミング、電気電子情報工学実験III、LSIプロセス工学、マルチメディア通信、音声・音響情報処理 など
グリーンエレクトロニクス工学科**2026年4月開設(仮称・設置構想中)
※設置計画は予定であり、今後変更となる場合があります。
【講義・学問分野】
グリーンエレクトロニクス概論、情報基礎、アナログ電子回路、データサイエンス基礎PBL、半導体デバイス工学、システム実装演習、、LSIプロセス工学 など
学部の特色

人の生活を豊かにする「システム=しくみ」を創造する

情報通信機器に限らず、あらゆるものがインターネットにつながり、自動運転の車が高速道路を走行する時代。豊かでより良い生活を実現させるためには、テクノロジーを駆使し、機能性と安全性に配慮した「システム=しくみ」の創造が不可欠です。
システム理工学部では、高機能で安全な「しくみ」の創造を基本理念として、産業技術システムの構築、創成、改良、維持管理に関わる人材の育成を進めています。また、海外体験研修(3週間)などを通して、外国語運用能力の向上をめざす「グローバル人材育成プログラム」や、モノづくりに精通したAI・IoT系の技術者を育成する「データサイエンティスト育成プログラム」も実施しています。
学べること
数学科
数学科の特徴
代数学・幾何学・解析学・統計学など、純粋数学から応用数学まで、少人数クラスで数学の幅広い知識を習得できるような学習プログラムを採用しています。講義・演習・ゼミナールなどを通して、計算だけでなく数学の論理的構造をじっくり学び、さまざまな事象に内在する本質を見抜く洞察力を養成します。特に、ゼミナール形式の授業は全ての学年で受講するようになっており、少人数で教員との直接対話を通して数学の考え方を身につけていくとともに、プレゼンテーション力やコミュニケーション力を磨いていきます。柔軟な思考力を養うために数学以外の理工系の科目も用意しています。
物理・応用物理学科
物理・応用物理学科の特徴
「力学」「電磁気学」「統計力学」「量子力学」などの物理学の基礎力を身につけて、電気・機械・IT・化学・教育などさまざまな分野に生かします。
●基礎・計算物理コース
量子力学・流体力学など物理学の骨格となる科目を学んで自然法則の理解を深め、さらにコンピュータによる数値シミュレーションの実習を行います。
●応用物理コース
光や超音波あるいは磁石(電子のスピン)について深く学び、より効率の高い太陽電池や高性能な医療診断装置あるいは高密度メモリーの開発などにつながる知識と実験技術を身につけます。
機械工学科
機械工学科の特徴
新幹線やロケット、パソコンや家電製品、人工臓器などの多種多様な機械装置には、物質的・エネルギー的・情報処理的機能が必要です。本学科では、この3つの機能それぞれの基本原理の理解と、応用技術の習得をめざします。そこで、機械の製作に必要な材料や力学特性、エネルギー変換の原理と技術、運動や振動現象などについて理解するとともに、機械を構成する要素や機構の設計・加工・組み立て方法、さらに情報・計測・制御の基礎理論や人間工学・AIなどについても学習します。実験・実習を通し、自ら考えて問題を解決する力を養い、卒業研究や大学院での研究に取り組むことができます。
電気電子情報工学科
電気電子情報工学科の特徴
現代社会を支える電気・電子・情報・通信工学の基礎知識と技術を幅広く学び、先進的な応用へと展開していく力を身につけることをめざしています。数学や物理学をベースとする共通科目から基礎知識を学び、電気・電子回路のしくみを理解する実験やプログラミングの演習を通じて実践的な能力を養います。
3コースは基礎となる知識やスキルが重なり合っており、他コースの科目履修も可能です。世界で活躍するため、専門分野を海外で学ぶ「グローバル人材育成プログラム」を編成していることも特徴です。
●電気電子工学コース
発電、送配電など電気エネルギーの発生と輸送、さらに、電動機の利用・制御など、工場・住宅での電気エネルギーの利用に関わる専門知識、トランジスタやICなど半導体の構造を特性について学び、幅広い応用力をもつ電気・電子技術者になることをめざします。
●情報通信工学コース
人と人、人と物、物と物が情報をやり取りするための通信工学とその応用技術に関する専門知識を身につけます。光や電波を使って情報を送受信する仕組みや多くの通信機器をつなぎ合わせるネットワーク技術について、ハードウェアとソフトウェア両方の観点からバランス良く習得することをめざします。
●応用情報工学コース
ハードウェアとソフトウェアの融合技術を開発するための専門知識を身に付けます。人工知能、ロボット、画像・音などのメディア処理、そしてコンピュータと人を結ぶ技術などについて学び、社会で広く活躍できる情報処理技術者になることをめざします。
グリーンエレクトロニクス工学科*
グリーンエレクトロニクス工学科の特徴
デジタル化が進む現代に、その根幹を支えるエレクトロニクス(電子工学)をグリーンにデザインする、グリーンエレクトロニクス工学科(仮称・設置構想中)を日本で初めて開設します。世界的にも注目度が高く、大量の人材不足が予測されている、新たなグリーンテクノロジーを開発するGX(グリーントランスフォーメーション)人材を育成します。
スマホやパソコン、EV車などに搭載の半導体デバイスを中心に、ハードウェアとソフトウェアの両面から、資源循環を意識した原料、電力消費量の少ない集積回路設計、その回路を用いたエネルギー効率の高いAIアルゴリズムの開発を研究します。
*2026年4月開設(仮称・設置構想中)
※設置計画は予定であり、今後変更となる場合があります。
アドミッションポリシー
入学者受入れ方針/工学
システム理工学部は、学位授与(工学)の方針及び教育課程編成・実施の方針に基づく教育を受けることのできるものとして、多様な入試制度を通じて、次に掲げる知識・技能・資質・能力及び態度を備えた入学者を広く受け入れます。
1. 高等学校での教育課程の全般的な基礎学力を有している。特に、数学と理科(主に、物理)に関する基礎的な知識と技能を幅広く習得している。
1. 社会に関心を持ち、幅広い教養と実践能力を兼ね備えた「考動力」の基盤を有している。
1. 知的好奇心旺盛で、「しくみづくり」に興味を持ち、修得した知識・情報・技能を「しくみづくり」を通して社会に役立てたいという意欲がある。
入学者受入れ方針/理学
システム理工学部では、学位授与(理学)の方針及び教育課程編成・実施の方針に基づく教育を受けることのできるものとして、多様な入試制度を通じて、次に掲げる知識・技能及び態度を備えた入学者を広く受け入れます。
1. 高等学校での教育課程の全般的な基礎学力を有している。特に、数学と理科(主に、物理)に関する基礎的な知識と技能を幅広く習得している。
2. 社会に関心を持ち、幅広い教養と実践能力を兼ね備えた「考動力」の基盤を有している。
3. 「数学科」では、数学が好きであること、あるいは自然科学、情報科学、社会科学における数理的側面に好奇心を持ち、じっくりと物事を考えることに高い志向性を有している。
4. 「物理・応用物理学科」では、自然現象のしくみを解き明かすこと及びそれを数学を用いて表現することに興味と関心を持ち、科学技術や科学教育の実践や発展に積極的に貢献したいという意欲がある。
システム理工学部の主な就職先
竹中工務店、LIXIL、IHI、川崎重工業、京セラ、神戸製鋼所、SCREENホールディングス、ダイキン工業、日本電気(NEC)、パナソニックグループ、本田技研工業、三菱重工業 …ほか
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