関西大学/環境都市工学部の詳細情報
学科・定員・所在地
学科・定員
建築学科(105名)
都市システム工学科(都市インフラ設計コース/社会システム計画コース)/(132名)
エネルギー環境・化学工学科(88名)
所在地
1~4年:大阪
※変更の場合もありますので、学校が発行している資料やホームページにてご確認ください。
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●未来の快適な「まちづくり」を担うために必要な思考力や問題解決能力を磨く
・社会のニーズに直結した研究を通じて豊かな都市空間の創造・再生・維持を学ぶ
・地球環境と調和の取れた「まちづくり」をめざし、環境問題の解決に挑む
・環境・情報などの科学技術を総合して、持続可能な未来都市の創造をめざす技術者を養成
【キャンパス】
千里山キャンパス
【学生数】
1,335人(2024年5月1日現在)
【専任教員数】
51人(2024年5月1日現在)
【大学院】
理工学研究科/環境都市工学専攻(建築学分野、都市システム工学分野、エネルギー環境・化学工学分野)(M)、総合理工学専攻(D)
建築学科
【講義・学問分野】
日本建築史、建築計画I、建築構造力学基礎、建築設計製図6、建築環境工学概論 など
都市システム工学科
【講義・学問分野】
都市システム工学概論、情報活用実習、応用プログラミング実習、都市システムモデリング、社会システム計画実習、都市インフラ設計実習 など
エネルギー環境・化学工学科
【講義・学問分野】
入門エネルギー環境学、粉体工学、化学工学実験、プロセス最適化工学、ユニットオペレーションI・II など
学部の特色

未来の快適な「まちづくり」を担うために必要な思考力や問題解決能力を磨く

人と自然・都市が調和する、暮らしやすい「まち」の創出をめざして、各学科それぞれの切り口から学びを深めていきます。災害に耐える建物の構造体としての在り方、人口減少や地球環境の変化に対応できる持続可能な都市システムの構築、環境汚染物質を除去・無害化する技術の開発、SDGsの考え方に基づいて「まちづくり」を進めるなど、このような研究を進めていく中で、柔軟な思考力・問題解決能力・プレゼンテーション能力を身につけることができます。
産学連携で行われる研究や、海外の大学との共同研究などに携わることで、未来のまちをつくり、国をつくり、ひいては地球を守れる技術者・研究者として活躍できる能力を養います。
学べること
建築学科
建築学科の特徴
私たちの生活にとって最も身近な環境・建築を対象としています。建築の技術的な専門知識だけでなく、人間の心理や自然現象・歴史・文化に関わる領域まで、理系、文系、両方の知識をバランス良く学びます。教室での講義だけでなく、建築構造や室内環境のシミュレーション・構造材料試験・歴史的建造物の実測などの実践的な科目もあり、また設計演習では、デザインや色彩といった美的感覚も磨きます。
建築には、
●建物の使いやすさや美しさを考える「計画」
●建物の仕組みを考える「構造」
●音・熱・光など、建物の居心地や快適性に関わる「環境」
の3つの分野があります。
3分野を総合的に学んだ上で、4年次では専門性のある研究室に所属し、それぞれの視点から、これか
らの時代が求める自然環境と共生したより良い住環境・都市環境を探究し、その創造に取り組みます。
都市システム工学科
都市システム工学科の特徴
人口の過密・交通混雑・環境汚染・自然災害に対するもろさなど、現代都市は多くの問題を抱えています。本学科では、これらの問題を幅広い観点から捉え直し、環境・情報・マネジメントなども含めた統一的な視点で、都市システムを計画・設計および維持管理するために必要な知識と技術を習得します。
●都市インフラ設計コース
美しい都市を創造し、より安全にするために、都市の社会基盤を機能的に設計・建設、維持管理できる技術者をめざします。自然条件・社会条件・環境条件を総合的に判断して、社会基盤施設や構造物をデザインする方法を学びます。
●社会システム計画コース
多様な社会を円滑に、より快適にするために、社会システムを包括的に計画し、企画立案・開発・マネジメントできる技術者をめざします。人口減少や地球環境の変化に適応し、都市社会を持続的に発展させる方法を学びます。
エネルギー環境・化学工学科
エネルギー環境・化学工学科の特徴
深刻化する地球温暖化などの環境問題に対し、省エネルギーの推進や、既存エネルギーの変換効率の向上、太陽光・風力・廃棄物や水素などの新エネルギーを利用する技術の開発が求められています。本学科では、環境負荷の少ない新システム構築のため、限りある化石エネルギーを大切に、効率良く利用する「省エネルギー」、家畜の排物や木くず、生ゴミなどから新しいエネルギーを作り出す「バイオマス」など、環境に優しいエネルギーの開発や利用法について学びます。
また、地球温暖化のような環境問題を解決するために、環境を汚染する物質を出さない技術や、既に排出された環境汚染物質を除去・無害化する技術などを工学的な立場から学びます。このように、エネルギーと環境を見据えた科目を配置し、「化学工学」に基づく実践的な知識・技術を身につけます。
アドミッションポリシー
入学者受入れ方針
環境都市工学部(以下、「本学部」という)では、地球環境にやさしい「まちづくり」を基本コンセプトに、環境、都市デザイン、建築、社会基盤、情報、資源、エネルギー、環境化学プロセスをキーワードに位置付けて、環境問題をはじめ、様々な課題の解決に向けて科学技術の力を発揮し、持続可能な開発目標に向けて国際的に活躍できる人材を養成するために、次に掲げる知識・技能、思考力・判断力・表現力等の能力を備えた入学者を広く受け入れます。
1. (知識・技能)
現象をモデル化して記述するために必要となる、数学的な能力や、物理・化学を中心とした理科の基礎力を有している。さらに、建築学科については、建築と密接に関連する地理歴史、家庭、芸術などの教科についての基本的知識や技術を、都市システム工学科については、都市とそれが抱える諸問題に対する関心と基本的知識を、エネルギー環境・化学工学科については、エネルギー問題や環境問題の現状について基本的知識を、それぞれ有している。
2. (思考・判断・表現)
数学・理科に関する基本的知識や、それぞれの学科で必要となる基本的知識に基づいて、本学部における様々な問題に取り組む思考判断力を有している。
3. (主体性・協働)
人々の基本的な都市活動を豊かなものにしていくための「まちづくり」に取り組み、技術者・研究者として快適な都市環境を創造・再生することに対する意欲をもって取り組む姿勢を有している。
4. (考動力)
自らの思考に基づいて、社会に貢献する行動力を有している。さらに、建築学科については、「すまい」や「まち」に深い関心を持ち、それらのあり方や課題について考える能力を、都市システム工学科については、都市のシステムの変化や問題、あるべき姿などに関して常に問題意識を持って考える能力を、エネルギー環境・化学工学科については、世界が抱えるエネルギー問題や地球環境の変化に関心を持ち、新しい技術に関して興味を持って考える能力を、それぞれ有している。
環境都市工学部の主な就職先
大林組、鹿島建設、住友林業、積水ハウス、高砂熱学工業、竹中工務店、カネカ、川崎重工業、キヤノン、コクヨ、ダイキン工業、東洋紡 …ほか
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