法学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

福島成洋先生

明治学院大学

法学部 消費情報環境法学科

慶應義塾大学法学部法律学科卒業。専門は消費者法で、「消費者問題と法」「消費者行政法」「法情報処理演習」などの科目を担当。

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この学問の面白さとは?

消費者と事業者間がトラブルなく、安全・安心して暮らす法律を考える

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

人々の生活に身近な法律

大学を卒業後、司法試験に合格した私は、弁護士として民事事件を担当しました。その後、消費者庁に入庁し、消費者法の企画・立案に携わるようになりました。私たちは日常的に商品やサービスを購入しており、その際に商品やサービスを販売している事業者と契約をしますが、事業者が行き過ぎた勧誘を行ったり、消費者が必要な情報を得られないまま契約をしてしまったりすることもあります。消費者法は、このような消費者を不利益から守るための法律です。消費者法のあり方について考えることで、人々の生活に身近な問題の解決に貢献できる点にやりがいを感じるようになりました。

現在の研究内容

消費者の安全を守るために

消費者庁に9年勤務した後、現在は大学で消費者法に関する授業を受け持っています。デジタル化が進んだ現在、パソコンやスマートフォンで商品を売買できるようになりました。近年、幾度となく消費者法が改正されていますが、消費者と事業者の間で起こるトラブルは今も後を絶ちません。消費者が安全に安心して暮らせる社会をめざして、これからもどのような法律が必要であるのかを考えていきます。

高校生へのメッセージ

法は人間味に満ちた学問 !

法は社会で起こる問題を解決するためにあります。人間味あふれる面白い学問なので、多くの方が興味を持ってくれたら嬉しいです。

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

大学で法学を専攻し、「法律を用いて結論を導き出す」ことに面白さを感じる。司法試験合格をめざして、大学卒業後も勉強を続ける。

弁護士時代

弁護士として、主に人と人、人と会社などの間で起こった紛争を解決する「民事訴訟」を担当する。

消費者庁に入庁ターニングポイント

消費者が事業者と商品購入などの契約を交わす際、不利益を被らないようにすることを目的とした「消費者契約法」の企画・立案に携わる。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『わたしの学術書——博士論文書籍化をめぐって』
春風社
春風社編集部 /著

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