経済・経営・商学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

三富悠紀先生

高崎経済大学

経済学部 経営学科

東京大学大学院経済学研究科経営専攻博士課程単位修得退学。2018 年高崎経済大学着任。専門はマーケティング・消費者行動。

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この学問の面白さとは?

商品購入時の消費者心理を分析!

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

焦って買ったお土産が大不評

大学院の頃のことです。旅行帰りの空港で離陸時間が迫る中、焦ってお土産を買ったところ、友人に大不評でした。後に、私の行動が「タイムプレッシャー」という概念によるものだと知り、俄然、興味が湧きました。そして、IT企業に入社したのですが、研究を続けたくて再び大学に戻って来たのです。

現在の研究内容

時間が消費者に与える影響

よく行くお店で「期間限定セール」が行われていたので、思わず商品を購入してしまった——。これは、時間の圧力を感じる「タイムプレッシャー」によるものです。経済学の研究で、「消費者が商品を購入する際、タイムプレッシャーが何かしらの影響を与えること」がわかっています。
タイムプレッシャーが消費者に与える影響はさまざまで、「買ってよかった」と感じる人もいれば、逆に感じる人もいます。私自身、消費者として買い物をする立場にいるので、消費者の行動や心理が解き明かされていくことに研究のやりがいを感じます。

高校生へのメッセージ

好きなことを大学で学ぼう

私は経済学が学びたくて大学に進学し、消費者心理やマーケティングに興味を抱くようになりました。高校生の皆さんも、好きなことが学べる学部・学科に進んでください。大学でさまざまな科目を履修すると、さらに「極めたい領域」が見つかるはずです。

ウイスキーが好きで、他の大学の先生と共同で論文を書いたことも(取材で訪問した鹿児島にて)
ウイスキーが好きで、他の大学の先生と共同で論文を書いたことも(取材で訪問した鹿児島にて)

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

高校の「政治・経済」の授業で、大恐慌によりアメリカ経済が低迷したことを学び、「経済学」のおもしろさを知る。

大学時代

「マーケティング」のゼミを履修し、消費者の心理について研究。野球場の来場者のデータ分析、来場者増加の施策を検討するなどの経験を積む。

タイムプレッシャーに注目ターニングポイント

時間が限られた中でお土産を買った経験から、「タイムプレッシャー」という概念に興味を抱く。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『東大教授が教えるヤバいマーケティング』
KADOKAWA
阿部誠/著

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