理学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

坂 智広先生

横浜市立大学

理学部 理学科

岐阜大学大学院 農学研究科 修士課程修了。横浜市立大学・木原生物研究所所属。専門分野は環境・農学、植物の遺伝学など。

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この学問の面白さとは?

コムギの遺伝子を探り、よりよい品種の開発につなげる

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

「人のために」という熱い思い

生き物が好きだった私は農学部に進学し、コムギをテーマに研究しました。大学院修了後、農林水産省で研究職をしながら博士号を取得、メキシコに渡り世界の食料問題に取り組む国際研究機関で働くように。農家のために情熱を燃やし研究に取り組む研究者が世界中から集まっていました。研究を人の役に立てようとする真っすぐな彼らの姿勢に刺激を受けました。

現在の研究内容

少ない肥料で育つ品種を !

「地球の歴史は地層に、生物の歴史は、染色体に記されてある」これは、私が所属する木原生物学研究所を創設された木原均先生の言葉です。遺伝子を観察すると、その生命の進化の過程が全て記されています。その来た道をたどると、未来が見えてきます。最近の研究で、コムギの根が地中の微生物と共生しながら生きていることがわかってきました。そこで、微生物との共生を促すコムギの遺伝子を探り、環境変動に強く、少ない肥料でも栽培できる品種の開発に取り組んでいます。荒れた土地でもたくましく育つ品種を作り、持続可能な社会の実現に貢献できたらうれしいです。

高校生へのメッセージ

知らないことに興味を持とう

私たちの周囲には、知らないことがたくさんあります。身の回りにある知らないことに興味を持ったら、ぜひ、その答えを大学で探究してください。答えは一つではないかもしれませんよ。

世界の食料、SDGsの目標実現に向けた研究をしている坂先生(写真中央)
世界の食料、SDGsの目標実現に向けた研究をしている坂先生(写真中央)

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

校庭の池で水草やカエルを観察したり、田んぼでザリガニを捕ったり、生き物が大好きだった。中学生の頃は理科の先生に憧れていた。

大学時代

農学部に進み、植物遺伝育種学研究室でコムギの研究を開始。大学卒業後も大学院に残り、品種改良や遺伝子の研究を続ける。

日本からメキシコへターニングポイント

メキシコの研究所に勤務。「農家のために」と情熱を抱いて研究に打ち込む世界の仲間から大いに刺激を受ける。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『思考の整理学』
筑摩書房
外山滋比古/著

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