芸術学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール
正木賢一先生
芸術・スポーツ科学系
東京学芸大学卒業後、デザイン事務所を経て現在に至る。「遊びは最高の学び」をモットーに「メディア表現教育」の実践的研究に取り組む。絵本学会所属。
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この学問の面白さとは?
絵とシンプルな言葉で表現する絵本の可能性を追究
先生の探究ヒストリー
夢中になったきっかけ
情熱をカタチにする!
初めてアートを意識したのは小学生の頃です。もともと絵本は大好きでしたが、先生に教えてもらったピカソの作品を観て、「情熱や伝えたいことをカタチにするアートってステキだな」と思いました。
小学校6年のときには学級新聞の制作に熱中。クラスの出来事を記事にして毎日発行しました。高校では映画製作や文化祭ポスターのデザインに挑戦し、自分の表現を伝える楽しさに夢中になりました。
現在の研究内容
デザインの可能性を追究
私の専門はデザインです。大学卒業後、グラフィックデザインの仕事をして学んだことを学生たちに伝えたいと思い、教育学部で教えています。
アナログでイラストを描いたり、コンピュータを駆使して画像を加工したりと、さまざまなツールを使ってアートとデザインを研究してきました。特に興味があるのが「絵本」で、絵とシンプルな言葉で伝えたいことを効果的に表現できる絵本の可能性を追究しています。最近は、VR(仮想現実)やAR(拡張現実)といった最新のテクノロジーを応用して、「デジタル絵本」の制作にもチャレンジしています。
高校生へのメッセージ
学問は楽しく学び続けること
大学は、興味を持ったことを問い続け、楽しく学びながら、新しい自分を発見できる場所です。皆さんも、今の学びが将来の自分につながっていくのかを確かめながら、進学先を決めていってください。

先生の探究STORY
学問に目覚めたきっかけ

絵本が大好きで、小学生の頃には天文学の絵本に魅了され、自分で惑星の絵と説明文を書いて発表するなど、創作の楽しさを知る。
大学時代
デザインの世界へ導いてくれた先生や、創作活動への情熱を刺激し合えた仲間との出会いがあった。
恩師の誘いターニングポイント
デザイン会社に勤務していた頃、恩師に誘われて母校・東京学芸大学に戻り、研究の道に進む。
学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『ファンタジア』
みすず書房
ブルーノ・ムナーリ/著