教員養成・教員学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

増田修治先生

白梅学園大学

子ども学部 教育学科(仮称*)
* 2024 年4 月開設に向けて設置申請中

埼玉大学教育学部卒業。埼玉県朝霞市内の小学校に28 年間勤務。現在は、白梅学園大学で教員を志す学生たちを指導している。

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この学問の面白さとは?

子どもの思いを受け止め、学級のあり方を考える

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

学級崩壊の現場で考えたこと

大学卒業後28 年間、小学校の教員として子どもたちを指導してきました。若いころは授業が下手で、子どもとひたすら遊び、真正面から向き合うくらいしかできませんでした。今思うと、教員として成長するうえでこれが一番の方法でした。
そして、正常な授業ができなくなる「学級崩壊」が社会的な問題になってきました。私も同じような状況になったことがあり、子どもが抱えている悩みや苦しみを丁寧に聞き取る中で、学級づくりのあり方を考えるようになりました。子どもの気持ちを落ち着けることができるようになり、結果として学級崩壊したクラスを主に受け持つようになりました。

現在の研究内容

子どもと一緒に楽しむ視点

学級崩壊に直面した先生たちが、どのように学級を立て直すべきか。その方法について、私自身の教員経験もふまえながら考えています。たとえバカバカしいことでも、子どもたちと一緒に楽しむことで、子どもの心の奥にある思いや悩みが見えてきます。現場の先生方には、一人ひとり異なる子どもの心を理解したうえで、授業の質を高めることができる指導を実践していただけたらと願っています。

高校生へのメッセージ

教育学を体系的に学ぼう!

教育学は人間を深く学ぶ学問です。大学で体系的に学ぶと、皆さんや子どもたちがよりよく生きるために役立てることができます。

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

数学が得意だったので工学系の大学を志望。しかし、親戚など子どもの世話をすることも好きで熟考の結果、教育学部に進学。

小学校教員時代

担任していたクラスで問題が起こり、学級経営について深く考える。子どもたち一人ひとりと向き合うことの大切さを実感する。

小学校から大学へターニングポイント

白梅学園大学の汐見前学長から、「大学で教員を育成すれば、さらに多くの子を救える」と誘いを受ける。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『創造現場の臨床教育学』
明石書店
田中孝彦、森博俊、庄井良信/編著

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