語学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

木田 剛先生

獨協大学

外国語学部 フランス語学科

高校卒業後、フランスに留学。言語学と建築学を学ぶ。2019年から現職。専門は言語人類学。

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この学問の面白さとは?

視覚世界の文法と言語の視覚性を探る

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

見える“ことば”!?

私は高校を卒業後、建築を学ぶためフランスの大学に進学しました。ことばへの関心から、よい建物にも「文法」があるはずだと思いながら、言語学を独学で勉強していました。そのうち、ことばにも身振り手振りのように視覚的要素が対人コミュニケーションで重要なことに気づき、大学院では言語学を勉強しました。そこではジェスチャーについてさまざまな角度から検証し、外国人がどのようにジェスチャーを習得するのかを研究しました。

現在の研究内容

視覚世界の文法と言語の視覚性

コミュニケーションにおいて、ことばだけでなく、複数の表現手段を使う様をマルチモダリティといいます。ことばを書く時、なんらかの意図を込めて書体やフォントを使い分けます。これは街中で無意識に目にする看板や張り紙、標識などに書かれた文字に見られます。この「言語景観」が社会に与える影響を研究しています。
また、デザインされた商品や空間に感じる魅力もある種のメッセージです。よいデザインに感じる感性には「文法」のようなものがあるはずだと捉えて、その秘密を探っています。このように、建築学と言語学の接点にある視覚性と文法性が現在の研究テーマです。

高校生へのメッセージ

積極的に外に目を向けよう!

素晴らしいものに囲まれていても気づかないもの。これを理解するためには海外に興味を向け、たくさんのことを吸収してください。

先生の著書に掲載されている、ジェスチャーの挿絵。
先生の著書に掲載されている、ジェスチャーの挿絵。

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

中学時代、建築を学んでいた家庭教師の家で設計図面を見て建築に興味を抱く。同時に得意な英語を通して、外国語に関心を抱く。

高校時代

建築の本を読んでいた際、フランス語を勉強していた友人に触発されて、フランスの大学に関心を持つ。「学びたいことを自分で選んでいいんだ」と気づき、フランス語を独学で学び始める。

言語学と出合うターニングポイント

フランスで言語学の権威にフランス語を学んだことをきっかけに、大学では建築学と言語学を学ぶ。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『都市のイメージ 新装版』
岩波書店
ケヴィン・リンチ/著 丹下健三 富田玲子/ 訳

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