総合科学を学んでいる先生のインタビュー

プロフィール

三谷 純先生

筑波大学大学院

情報学群情報科学類

東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士( 工学)。2015 年より現職。専門は形状モデリング。折り紙の研究に取り組んでいる。

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この学問の面白さとは?

コンピュータで設計した図面で折り紙を作る !

先生の探究ヒストリー

夢中になったきっかけ

紙工作とプログラミング

小学生の頃、私は二つのことに興味がありました。一つは紙工作で、平らな紙が立体物に組み上がる点に楽しさを感じていました。もう一つはプログラミングで、コードを打ち込むと画面にきれいな絵が出てくることにワクワクしました。やがて大学院でCG*を研究し、その後大学で教鞭を執ることになった私は、あらためて自分の興味を整理し、コンピュータでの折り紙の設計を研究対象にしました。

現在の研究内容

折り紙の図面を設計

折り鶴に代表される「折り紙」は、一枚の紙を折りたたむことででき上がります。折った紙を開いて元の「平らな紙」にすると、そこに折り跡が現れます。これを「展開図」といいます。
私の研究室では、コンピュータの画面に立体物を表示させ、折り紙の展開図を設計しています。折り紙の世界はとても奥が深く、コンピュータで設計した展開図を基に折り紙に折ると、紙の厚さや材質によって形が微妙に変化していることに気づきます。理論と実物にギャップがあり、そこに、この研究の楽しさと難しさがあると感じています。

高校生へのメッセージ

好きなことだから続けられる

折り紙の研究を始めて16年が経ちます。好きなことだから、長い時間かけて研究できるのだと思います。高校生の皆さんも自分の気持ちに正直になって、大学で好きな分野を学んでください。

*コンピュータグラフィックスの略。コンピュータを用いて画像を生成する技術

先生の探究STORY

学問に目覚めたきっかけ

紙工作に夢中だった小学生時代、父が買ってくれたパソコンをいじり、PC雑誌に載っているプログラムコードを次々と入力して楽しむ。

大学3年

大学生の頃、インターネットが普及。自分で組んだプログラムを発信し、世界中の仲間から反応を得てワクワクする。

折り紙の設計ターニングポイント

筑波大学に講師として着任。子どもの頃好きだった紙工作とコンピュータの知識を融合して、折り紙の研究をスタートした。

学問の魅力を感じられる
先生オススメの1冊

『ドクター・ハルの折り紙数学教室』
日本評論社
トーマス・ハル/著

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