特定の言語の理論、構造と社会的・文化的側面からの研究を目的とする
言語そのものを研究対象とするのが言語学である。特定の言語、または多種類の言語の理論や構造を学びながら、言葉の成り立ちや言語の習得過程について研究する。研究言語の習得や文化、宗教などの分野も研究対象に含まれる。また、コミュニケーションのあり方に関する研究への期待も大きい。
専攻語をより深く理解するため、専攻語だけでなく、ほかの諸言語を習得する副専攻語科目を開講している大学もある。
地域別に学科が分かれていることが多い
欧米の言語を中心に、ドイツ語、スペイン語、イタリア語など国別、地域別に学科や専攻が分かれている場合が多い。
今までは、1年次で発音や文法などの概論、2年次から社会言語学などの専門科目を履修するのが主流であったが、最近は、1年次から専門科目を履修できる大学が目立ってきている。
また、コンピュータによるデータ処理能力が不可欠なため、言語情報処理研究などの情報処理科目を重視している大学もある。
実際にこの学問を学んでいる先輩の時間割例です。
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Mon |
Tue |
Wed |
Thu |
Fri |
Sat |
1 |
日本文学史 |
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図書館概論 |
英語生成文法 |
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2 |
英語学 |
実戦英語科 |
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英語学演習 |
英語学演習 |
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3 |
英米文学 |
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英米文学演習 |
英米文学購読 |
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4 |
日本文学 |
英語学購読 |
英語演習(会話) |
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5 |
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生涯学習概論 |
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運輸、通信、ホテル、保険など一般企業に就職する人が多い。なかには習得した語学力やコミュニケーション能力を生かして外資系の企業で働く人もいる。また専門性をより高めるため、大学院に進学したり、海外に留学したりする人も多い。
言語学部という名称で学部が独立している大学はなく、人文学部や国際文化学部などに設置されている言語コミュニケーション学科や言語文化学科などで言語学のコース・専攻が選べるケースが多い。学科名からだけでは判断しにくいため、学科の内容までよく確認することが必要だ。
また、大学によってウエートを置く分野が異なる。特定の言語を対象に研究をしたい場合、その言語を専門にした教員がいることが望ましい。大学案内などを見て、用意されている専門分野について調べよう。
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