歌手、ミュージシャンの将来性

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歌手、ミュージシャンの将来性

活躍の幅やチャンスは広がりつつある

 音楽業界は、インターネットが普及したことでさまざまな変化を受けた。まず、ミュージックビデオなどを無料で視聴できる動画配信サイトの台頭により、CDの販売収益が落ち続けている。一方で、「ストリーミングサービス」という、定額の音楽配信サービスや、スマートフォンを中心とした音楽のダウンロードサービスは盛り上がりを見せていて、CDに依存しない音楽販売のあり方が確立されつつある。また、動画配信サービスを通して、まだ無名のミュージシャンがレコード会社や視聴者に自分をアピールできていることもあり、一概に悪いことばかりではない。特にコロナ禍では、ライブやコンサートの規模が縮小する一方で、ストリーミングサービスの売り上げは大きく伸びている。

 またコロナ禍以前はライブやコンサートも盛り上がりを見せていた。ストリーミングサービスの台頭で音源を簡単に視聴できるようになったことで、多くのファンが生の体験を求めるようになっているのだろう。コロナ禍で制限される点は多いが、その中でいかに楽しいライブをつくるかが、今のミュージシャンにとって腕の見せ所だ。

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