裁判官

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裁判官の仕事の内容

厳正中立な立場で公正な判決を下す

 裁判官は、刑事訴訟や民事訴訟などで両当事者の主張を聞いて真相を明らかにし、公正な判決を下す。特に刑事訴訟では、裁判官の判決は当事者の将来を大きく左右し、時には人命にもかかわるだけに、法廷に提出された…

裁判官の働き方と生活

重要な職務だけに身分は保障されている

 裁判官の仕事は、公正な判断を下すために、事件記録を読み込むなどぼう大な作業が必要である。また、担当案件を大量に抱えるうえに、毎月多くの新件が追加されるなど、一般的にかなりの激務だ。なお、裁判の公正を…

裁判官にふさわしい人・適性

人を裁く重圧に負けない精神力が大切

 法廷での判決は人の運命を左右する。したがって、裁判官は常に公明正大で、冷静な判断力を持ち、他人の意見や外部からの圧力に惑わされない精神的な強さを備えていなければならない。

 また、正しい判決…

裁判官の将来性

試験制度改正などで司法改革が進められている

 日本では、内外の社会情勢の変化に伴い、司法の役割がより重要になっているにもかかわらず、国民1人当たりの裁判官の数がほかの先進国に比べて少ない。裁判の長期化などの問題を改善するため、司法試験制度の改正…

裁判官の年収・給与・収入

収入

初任給 約32万5000円

裁判官になるには

法科大学院進学が一般的

 裁判官(判事・判事補)になるには、司法試験に合格することが必要だ。司法試験合格後、司法修習を経て、判事補として経験を積んだのち判事に任命される。

 現行の司法試験制度では、受験資格は法科大学院修了者、もしくは法科大学院を修了していない人を対象として行われる予備試験合格者に対して与えられる。したがって、大学の法学部などを卒業したのちに法科大学院に進学し、司法試験に備えるのが一般的なルートだ。また2020年度より、大学を3年で早期卒業し、法科大学院の法学既修者コースに進学する「法曹コース」が一部の大学で始まった。

 現行の司法試験の受験期間は、法科大学院修了または予備試験合格後、5年以内と定められている。

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