電気工事士
電気工事士は、建物の配電や配線の工事を行う技術者のこと。ビルの照明、マンションの防災設備、工場の機械、街灯や電柱など、私たちの生活に欠かせない機械や電化製品が問題なく動くよう、工事を通して支えている仕事だ。
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電気工事士の仕事の内容
配電図や配線の施工を行う
電気設備に不備があると、電化製品などが動作しないだけでなく、火災などの危険にさらされることになる。そのため電気工事は、専門の資格をもった技術者が行わなければならないと法律で決められている。その技術者…
電気工事士の働き方と生活
日中の工事がメインだが夜間に行われることも
電気工事会社やビル管理会社などで働くのが一般的だ。日中に工事が行われる場合が多いが、日中の工事が難しいときや緊急の場合は、夜間に工事を行うこともある。また、職場によっては交替制で夜勤があることもあり…
電気工事士にふさわしい人・適性
作業の正確さ、慎重さが求められる
電気工事士は作業中、常に感電の危険性がある。また配線の組み方を間違えてしまうと火災につながりかねないし、高所での作業も少なくないため、安全に十分気をつけるべき危険と隣り合わせの仕事と言える。そのため…
電気工事士の将来性
今後も建築物の工事に欠かせない存在
電気は私たちの生活になくてはならないものであり、配電を担当する電気工事士の存在は欠かすことができない。新築やリフォーム、ビルに入居する際は、多くのケースで電気工事が必要となってくるため、今後も一定の…
電気工事士の年収・給与・収入
収入
・平均給与 34万8000円/月
・年収 約511万円
※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(34万8000円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(93万7000円)
※厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」より
※10人以上の規模の事業所で働く電気工事従事者の給与月額男女計(平均年齢:41.9歳、勤続年数:14.1年、所定内実労働時間数:168時間、超過実労働時間数:17時間)
電気工事士の資格
電気工事士
電気工事士として働くためには、国家試験の合格者に与えられる「電気工事士」の資格が必要だ。資格には第一種と第二種があり、第一種の方が作業を認められる範囲が広い。2021年度国家試験の合格者数は、第一種…
そのほかにあると便利な資格
○高所作業車運転技能講習修了
高所作業車の運転に必要な学科・技能講習。架空線の作業をはじめ、高いところでの作業には高所作業車が必要になる場面があり、重要度は高い。
○消防設備士<
電気工事士になるには
電気工学系の学問を学べる大学や専門学校に進学
電気工事士として働くためには、電気工事士の資格取得が必要だ。資格には第一種、第二種があり、扱える工事の内容が異なる。どちらの資格も、受験するのに学歴や年齢の制限はない。ただし、第一種の資格取得には一定の実務経験が求められる。
工業高校や専門学校で、「電気理論」「電気計測」「電気機器」「電気材料」「送配電」「製図(配線図を含むものに限る)」「電気法規」の7科目をすべて履修し卒業した人は、第二種の筆記試験を免除され、技能試験のみ合格すればいい。また、第一種の取得に必要な実務経験は一律3年となっている。資格取得のためには、電気工学系の学問を学べる大学や専門学校に進学するのがいいだろう。