宇宙飛行士
国際宇宙ステーションに滞在し、さまざまな科学実験、船体等の操作、船外活動などを行う職業。日本で宇宙飛行士になるには宇宙航空研究開発機構(JAXA)の厳しい選抜試験に合格しなければならない。
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宇宙飛行士の仕事の内容
実験や機器の操作、宇宙空間での活動に取り組む
宇宙飛行士の仕事は国際宇宙ステーションに滞在し、さまざまなミッションに参加することだ。ミッションは大きく分けて4つ。宇宙空間を利用した実験・研究、船体の操作・保全、ロボットアーム操作、船外活動だ。<…
宇宙飛行士の働き方と生活
地上とは違う独特の生活
宇宙飛行士も地上の仕事と同じように、平日は仕事で土日は休日にあてられており、平日に休憩時間も設けられている。ただ、宇宙飛行士が宇宙に滞在できる時間は限られていて、行うべきミッションも多岐にわたる。そ…
宇宙飛行士にふさわしい人・適性
集中力やコミュニケーション能力など、多岐にわたるスキルを持つ人
宇宙飛行士に求められる適性は多岐にわたり、一概にふさわしい人を決めることはできない。そこでまずはどんな適性が必要か、例を見てみよう。
まずは集中力と手先の器用さだ。宇宙飛行士は動きづらい宇…
宇宙飛行士の将来性
国際宇宙ステーションの動向をチェック
宇宙飛行士の職場は国際宇宙ステーションだが、国際宇宙ステーションは老朽化が進んでおり、2030年をめどに廃棄される予定となっている。とはいえ、過去には「運用できるのは2020年まで」と言われていた時…
宇宙飛行士の年収・給与・収入
収入
経歴、年齢によって異なる
宇宙飛行士の資格
必須資格 … 特になし(採用時の応募条件はあり)
宇宙飛行士に必須の資格や関連した資格はない。ただし、JAXAに宇宙飛行士として採用されるにはたくさんの条件を満たさなければ応募できない。例として、過去の募集における条件をいくつか挙げてみよう。
宇宙飛行士になるには
さまざまな条件をクリアして、選抜試験に合格すること
日本で宇宙飛行士をめざす場合、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士採用枠に合格する必要がある。
応募するには、いくつもの条件をクリアする必要がある。過去に実施された試験の例を見てみよう。
・日本国籍を有すること
・3年以上の実務経験を得ていること(修士号を取得している場合は1年、博士号を取得している場合は3年の実務経験を得ているとみなす)
・身長149.5cm以上190.5cm以下であることなど、規定の身体条件を満たすこと
そのほかにもさまざまな条件があるので、過去の募集要項を一度は見ておこう。
上記は応募の条件であり、これに加えて採用試験も行われる。過去の採用試験は0次選抜から三次選抜まで実施され、語学力・一般教養・数学や科学等に関する試験、面接、医学検査が実施された。体力から学力まで幅広い能力を試されながら、たくさんのライバルとの競争に打ち勝って、初めて宇宙飛行士となることができるのだ。
なお、近年宇宙飛行士の募集が行われたのは2021年だ。
宇宙飛行士の学校の選び方
さらなる進学も視野に入れて大学を選ぼう
日本で宇宙飛行士になる場合、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士枠に採用されなければならない。
参考までに、過去の採用における応募条件を紹介する。2008年の採用時は、「自然科学系…
宇宙飛行士の就職先・活躍できる場所
地上での任務も多くある
日本の宇宙開発は宇宙航空研究開発機構(JAXA)が担っている。そのため、日本の宇宙飛行士は全員がJAXAに所属し、活躍している。
宇宙飛行士の活躍の場として真っ先に考えられるのは、やはり国…
宇宙飛行士のやりがい
前人未到の領域を切り開いていけること
「地球は青かった」という有名な言葉がある。ソビエト連邦(当時)の宇宙飛行士、ガガーリンの言葉だ。宇宙から見える景色と地球上から見える景色は全く違う。大変な選抜と訓練を乗り越え、晴れて宇宙飛行士として…