歯科医師
虫歯をはじめとした、歯の病気を治療する職業。治療だけでなく、歯磨きの指導や健康診断を通して病気の予防に努める役割も担っている。近年はさらに役割が広がり、子どもの食育や高齢者の歯・口の健康ケアなどで活躍している人も。
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歯科医師の仕事の内容
歯を中心とした口腔全体の治療に携わる
虫歯をはじめ、歯周病など歯の周りの病気の診察、治療、予防活動に携わっているのが、歯科医師である。歯科医師は、親知らずを抜いたり、義歯(入れ歯)を入れたり、歯ぐきのはれを切開したりといった虫歯の治療や…
歯科医師の働き方と生活
開業医は地域によっては休日や夜間の勤務もある
歯科医師は開業医が圧倒的に多く、勤務医や大学の研究者などは少数派だ。勤務医の勤務時間は8時間程度が普通だが、それより長時間に及ぶこともある。また、開業医でも夜間診療を行う場合がある。地域によっては当…
歯科医師にふさわしい人・適性
手先が器用で気さくな性格の人が適任
専用の器具を使い、狭い口の中の治療を手際よく行う必要があるため、まず手先が器用であることが条件になる。また、誰にとっても歯の痛みや病気はつらいものであり、思いやりを持って人に接することができるのも基…
歯科医師の将来性
治療の専門化で差別化を図る
現在のところ、歯科医師の数は増加を続けており、特に都市部では新規開業のハードルが上がっている。そのため、矯正歯科や小児歯科など専門分野を明確にして開業を図る人もいる。
今後は、高齢化社会…
歯科医師の年収・給与・収入
収入
・平均給与 62万2900円/月
・年収 約810万円
※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(62万2900円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(62万9300円)
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より
※10人以上の規模の事業所で働く歯科医師の給与月額男女計(平均年齢:38.1歳、勤続年数:5.5年、所定内実労働時間数:168時間、超過実労働時間数:2時間)
歯科医師の資格
必須資格 … 歯科医師
歯科医師として働くためには、大学の歯学部に進学し、6年間の学びを修めたうえで、国家試験に合格しなければならない。また、卒業後すぐに歯科医師として活躍できるわけではなく、1年以上の期間を「臨床研修歯科…
歯科医師になるには
各大学の専門科目を比較して進学先を決める
歯科医師になるには、大学の歯学部に進学して6年間の教育を受け、歯科医師国家試験に合格しなければならない。さらに、国家試験合格後は1年以上の臨床研修が必修となっている。
大学病院には、小児歯科、矯正歯科、口腔外科などの専門科がある。各大学によって専門科目の取り組み方に多少の違いがあるので、進学する際には、大学案内などで各大学の違いを比較するといいだろう。
なお、近年の国家試験の合格率は70~80%台(新卒者の場合)となっている。
歯科医師の学校の選び方
私立大学の場合は学費をよく調べて
歯科医師になるには大学の歯学部を卒業し、歯科医師国家試験に合格しなければならない。まずは歯学部合格をめざそう。
歯学部は国公立大にも私立大にもあるが、私立大の学費は非常に高額だ。最も高額な…
歯科医師の就職先・活躍できる場所
診療所で働く人が大多数
歯科医師のほとんどは病院、あるいは診療所(クリニック)で働いている。割合として多いのは診療所。約10万人いる歯科医師のうち、約9万人が診療所勤めだ。なおかつその半数以上が診療所の開設者。自分の診療所…
歯科医師のやりがい
患者の健康を保ち、よく生きる手助けができる
歯科医師は治療を通じて、患者の健康を保つ職業だ。しかし、それだけが歯科医師の役割ではない。ものを食べて栄養を摂取する、会話をするといったように、歯や口はさまざまな役割を持っている。前より美味しく食事…
資格取得可能な学校を調べる
※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。