学芸員
博物館に勤務し、資料の収集や研究、展覧会の企画、博物館の案内を行う職業。貴重な資料を扱い研究することや、資料を人に説明することから、高い専門性と学識が求められる。人気があり、就職はかなりの狭き門として知られている。
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学芸員の仕事の内容
博物館で学術の普及に努める
学芸員は博物館に勤務し、資料の収集や保管、展示、調査研究などを行う。ひと口に博物館と言っても、総合博物館、科学博物館、歴史博物館、美術館、そして動物園、水族館、植物園などさまざまだ。したがって、学芸…
学芸員の働き方と生活
勤務時間は比較的規則正しい
勤務時間は1日8時間程度で、比較的規則正しいが、展覧会開催の前は準備で忙しくなるようだ。また、土日や祝日も開館する博物館が多く、週休2日制でウィークデーが休みになるところが多い。また、自分の専門的分…
学芸員にふさわしい人・適性
知的好奇心にあふれ企画力がある人
調査や研究をしながら学術の普及に努めるという仕事柄、絵画、遺跡、動植物など、扱う専門分野に強い興味・関心を持っていることが基本条件になる。また、学芸員は調査・研究から展示・案内まで、博物館の多岐にわ…
学芸員の将来性
高度な専門知識が求められる
博物館の数は着実に増え続けているが、学芸員には高度な知識や専門性が求められるため、大学院を修了した人材が採用される傾向が強い。大学院で専門分野を深めておくと可能性が広がるだろう。また、来館者数を増や…
学芸員の年収・給与・収入
収入
勤務先により異なる
学芸員の資格
学芸員
…
関連資格
必須資格 … 学芸員
学芸員になるには
大学や専門学校で指定の単位を取る方法が得策
学芸員の資格は、学芸員になるための講座を設置している大学に進み、所定の科目を履修して取得するのが最も近道だ。
また、文化庁が2年に1回実施する学芸員資格認定試験に合格する方法もある。試験では生涯学習概論、博物館概論、博物館経営論、博物館情報・メディア論などの8科目が課される。
資格を取ったあとは、博物館の採用試験に合格しなければならない。しかし、採用は欠員が出たときしか行われないのが一般的で、正社員としての就職は非常に狭き門であることを覚悟しておいた方がいいだろう。
学芸員の学校の選び方
施設に合った専門知識を身につけられる大学へ
学芸員の資格は、学芸員になるための講座を設置している大学に進学し、所定の科目を履修して取得するのが最も近道だ。そのため、まずは学芸員養成課程を設置している大学から進学先を絞り込んでいこう。
…
学芸員の就職先・活躍できる場所
歴史博物館・美術博物館が多い
学芸員の主要な就職先は博物館だ。博物館には総合博物館、科学博物館など、さまざまな種類があるが、数が多いのは歴史博物館と美術博物館だ。この2つで、登録博物館と博物館相当施設の70%以上を占めている。そ…
学芸員のやりがい
自分の好奇心を生かして社会に貢献する
学芸員は資料を収集し、展示する仕事だ。自分の専門かつ関心を寄せる分野の、それも貴重な資料を収集する過程で、好奇心を大きく満たすことができるだろう。一般の人では味わえない、学芸員ならではの醍醐味だ。ま…
資格取得可能な学校を調べる
※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。