国家公務員
国家公務員とは、省庁をはじめとした国の機関で働く公務員のこと。一言で国家公務員と言っても、省庁で政府の政策を考える人もいれば、国有の山や林の調査に行く人、皇居の警備を担う人など、さまざまな職種がある。
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国家公務員の仕事の内容
国民のためによりよい社会作りに貢献する
国家公務員は、財務省、法務省、外務省、経済産業省などの省庁や、裁判所、国会などの国家機関に所属して、国の公式行事や国民全体にかかわる仕事を行う。仕事の内容は所属機関によってさまざまだが、大きく分ける…
国家公務員の働き方と生活
予算編成期などには夜遅くまで働くことも
一般的に中央の本省庁に勤務することが多いが、地方の出先機関などで働く場合も少なくない。
勤務時間は基本的に1日7時間45分で週休2日制となっているが、予算編成期や国会会期中は夜遅くまで仕事…
国家公務員にふさわしい人・適性
国の将来に貢献する高い志が必要
国民全体のために仕事をするのが国家公務員なので、常に公正な視点を持ち、国や国民の役に立ちたいという奉仕の精神を人一倍持っている人に適している。また、国の将来の動向にかかわる仕事でもあり、グローバルな…
国家公務員の将来性
厳しい現実もあるが人気の高い区分も
安定したイメージのある国家公務員だが、国家財政のひっ迫により国家公務員の定員を減らす計画があるなど、以前に比べて厳しい状況となっている。しかし、依然人気の高い試験区分もある。
現在、日本で…
国家公務員の年収・給与・収入
収入
初任給 約22万8000円
国家公務員の資格
必須資格 … 国家公務員採用各種試験
国家公務員になるには国家公務員採用試験に合格し、その後各省庁を訪問し、採用が決まる。採用試験は
・国家公務員総合職
・国家公務員一般職
・皇宮護衛官
・法務省専門職員…
国家公務員になるには
2012年度から新しい試験体系に
国家公務員になるには、国家公務員試験に合格するのが最も一般的なルートだが、現在、総合職・一般職・専門職・経験者採用の四つの体系になっている。一般職・専門職には「大学卒業程度」と「高校卒業程度」の二つの試験がある。試験区分が細かく分かれているので、特に有利な学部というのはなく、何を専攻してもチャンスはある。
ただし、試験に合格すれば必ず採用されるわけではない。試験に合格すると、採用候補者名簿に名前が登載され、各省庁はその採用候補者の中から採用面接等を行い、採用者が決定される。
国家公務員の学校の選び方
就きたい職種・区分を考えることが大切
国家公務員は総合職・一般職・専門職と職種別に採用される。このうち総合職は大卒程度の学力が必要になる。高卒でも受験できるが、試験難度が高いので、大学に進学することを強くおすすめする。一般職・専門職には…
国家公務員の就職先・活躍できる場所
各省庁と関連機関に勤務。地方での活躍も
国家公務員の職場は試験区分によって異なり、かつ非常に多岐にわたる。ただ、基本的には厚生労働省といった各省庁とその関連機関といえる。専門職に関しては、皇宮護衛官であれば皇居に、国税専門官であれば国税庁…
国家公務員のやりがい
国という高い視点から仕事に臨める
国家公務員にはさまざまな職種・職場があるが、いずれも仕事を通じて国を支えること、国民に奉仕することは同じだ。細かな仕事だとしても、一つひとつの仕事に意義を感じながら仕事に励めるだろう。また、さまざま…