検察官

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検察官の仕事の内容

犯罪を捜査し被疑者を起訴する

 検察官(検事)は強盗、殺人、汚職、脱税などの刑事事件において、自ら事件の捜査に当たる。そして調査、検討を重ね、起訴・不起訴を決める。被疑者を起訴する必要がある場合は、公訴して裁判所に被告人の処罰を求…

検察官の働き方と生活

最初の10年程度は数年おきに異動する

 検察官の仕事は激務だ。捜査の状況によっては、深夜まで取り調べが続いたり、休日返上になったりすることもある。

 各地の地方検察庁に配属されてから、最初の10年程度は数年おきに異動するのが通例と…

検察官にふさわしい人・適性

的確な判断力とバイタリティー

 捜査では限られた時間の中で事実関係を明らかにしなければならないので、機敏な行動力と的確な判断力が要求される。さらに、裁判の審理では状況が目まぐるしく変わるため、これに対応できる論理的で機転の利く思考…

検察官の将来性

国際化が進む中で活躍の場が広がる

 近年、外国人や多国籍組織による犯罪など、国際犯罪は依然として高い水準にあり、検察官には、優れた国際感覚や語学力が求められる。

 また、検察官が大使館や研究施設で仕事をするといったことも行われ…

検察官の年収・給与・収入

収入

初任給 約32万4000円

検察官になるには

法科大学院への進学が一般的

 検察官は、司法試験に合格してなるのが一般的だ。司法修習修了後に法務省が行う面接試験を受け、能力や適性を認められると、検事に採用される。

 現行の司法試験制度では、受験資格は法科大学院修了者、もしくは法科大学院を修了していない人を対象として行われる予備試験合格者に対して与えられる。したがって、大学の法学部などを卒業したのちに法科大学院に進学し、司法試験に備えるのが一般的なルートだ。また2020年度より、大学を3年で早期卒業し、法科大学院の法学既修者コースに進学する「法曹コース」が一部の大学で始まった。

 現行の司法試験の受験期間は、法科大学院修了または予備試験合格後、5年以内と定められている。

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