パイロット
飛行機やヘリコプターを操縦する職業。航空会社で航空機を操縦するエアラインパイロットや、警察や新聞社、病院などで航空機を操縦する事業用操縦士などがある。どちらも専門的知識と技術、身体能力が求められる職業だ。
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パイロットの仕事の内容
航空機を安全に操縦し、特性を生かす
航空会社で航空機を操縦するエアラインパイロットと、官公庁(警視庁など)、新聞社などで航空機を操縦する事業用操縦士がいる。操縦だけではなく、飛行高度や燃料の量の決定、点検なども行う。
エアラ…
パイロットの働き方と生活
勤務時間は変則的で外泊もある
パイロットの乗務時間は、航空機の航行の安全を図るために航空法によって規制されている。また、自宅や空港などで待機している時間や定期訓練も勤務時間に含まれる。
早朝や夜間の乗務のほか、国際線の…
パイロットにふさわしい人・適性
冷静な判断力と責任感が不可欠
まず、パイロットにはどんな緊急事態にも的確に対処できる冷静な判断力と責任感が必要だ。また、長時間のフライトを問題なくこなすためには、心身ともに健全で、体力的にも優れていることが条件になる。実際に、エ…
パイロットの将来性
防災・人命救助での
需要高まる
エアラインパイロットについては、格安航空会社の参入などから経営環境は厳しい状況にあり、採用や育成環境の変化が激しい。一方、防災や人命救助に活躍するヘリコプター操縦士への需要が拡大する中で、高齢化によ…
パイロットの年収・給与・収入
収入
・平均給与 130万5300円/月
・年収 約1600万円
※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(130万5300円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(33万9500円)
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より
※10人以上の規模の事業所で働く航空機操縦士の給与月額男女計(平均年齢:42.1歳、勤続年数:13.7年、所定内実労働時間数:150時間、超過実労働時間数:2時間)
パイロットの資格
必須資格 … 定期運送用操縦士/事業用操縦士
パイロットとして働くためには、国家資格である「事業用操縦士」または「定期運送用操縦士」の資格が必要だ。警察や消防、民間企業などで旅客機以外を操縦する場合は「事業用操縦士」が必要になる。エアラインパイ…
パイロットになるには
エアラインパイロットには最難関ライセンスが必要
パイロットになるためには、訓練を修了したのち、国家試験を受けてライセンスを取得しなければならない。商用飛行のライセンスには、事業用操縦士と定期運送用操縦士の2種類があり、エアラインパイロットの機長は、最難関の定期運送用操縦士のライセンスが必須だ。
民間の訓練学校や航空大学校が訓練を行うほか、航空会社が自社養成パイロットを採用して訓練するケースがある。ただし、自社養成パイロットの採用はかなりの狭き門で航空会社によっては再受験できない。民間の訓練学校は多額の訓練費がかかるが、需要の高まりを受けて、ヘリコプターの大手民間会社が奨学金制度を始めている。