建築技術者
建物の設計や工事の監理を行う職業。いわゆる「建築士」として知られているのは、建築技術者の設計担当者だ。また設計だけでなく、実際の工事の計画を立て、工事が安全かつ時間どおりに進むようマネジメントする施工担当者も、この職業に当たる。
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建築技術者の仕事の内容
建築環境も考慮して設計・施工する
高層ビルや住宅、学校や工場などの建築物を、発注者の要望や建築環境を考慮しながら、設計、工事監理するのが建築技術者の仕事だ。
仕事には、設計と施工などがある。設計の担当者は、建築物の用途や規…
建築技術者の働き方と生活
天候に左右されるため不規則な勤務になりがち
建築技術者の主な勤務先は、建設会社や設計事務所、ハウスメーカーなどである。
施工分野の建築技術者は、屋外での作業が多く、悪天候やアクシデントなどの影響も受けやすいので、勤務時間は不規則にな…
建築技術者にふさわしい人・適性
設計では構想力、施工では統率力
適性は、仕事の分野で多少の違いがある。
設計の分野では、建築物を機能、安全、美しさといった観点から総合的に検討して設計することになる。一から建物の構想を考えなければならないので、想像力や、…
建築技術者の将来性
今後も建築物の工事に欠かせない存在
近年、各地で新しい建築工法や大胆な試みを取り入れた建物が作られている。そのため建築技術者には、以前にも増して高水準の技術や独創性が要求されている。
今後は、環境保全や高齢化、エネルギー消費…
建築技術者の年収・給与・収入
収入
・平均給与 41万200円/月
・年収 約620万円
※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(41万200円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(128万1200円)
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より
※10人以上の規模の事業所で働く建築技術者の給与月額男女計(平均年齢:43.0歳、勤続年数:11.9年、所定内実労働時間数:172時間、超過実労働時間数:16時間)
建築技術者の資格
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関連資格
各種建築士
建築技術者になるには
一級建築士の資格取得には実務経験も必要
一定規模以上の建築物を設計、監理するには建築士の資格が必要で、資格には、一級、二級、木造の3種類がある。
一級建築士をめざすなら、大学の工学系学部の建築学科や芸術系学部の建築学科に進み、卒業後に受験資格が得られる。免許登録をするには2年以上の実務経験が必要となる。短大、専門学校などを卒業した場合は、卒業した学校に応じた所定年数の実務経験が必要となる。試験の合格と実務経験の順序は問わない。
近年の一級建築士試験の合格率は、10%前後である。
建築技術者は、建設会社などの民間企業に勤めている人がほとんどだが、公務員の建築技術者をめざす場合には、公務員試験の建築関係の区分に合格する必要がある。
資格取得可能な学校を調べる
※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。