通訳
異なる言語を話す人の間に入り、言葉の橋渡しを行う職業。政治、国際会議、テレビ番組など、さまざまな場所で活躍している。高い語学力と技術力が求められる職業であり、専門的な教育を受けている人がほとんど。
いろいろな視点から
この職業について調べてみよう
関連する情報を調べる
通訳の仕事の内容
同時通訳と逐次通訳とがある
通訳は、日本人と外国人の言葉の橋渡しをする仕事だ。政治・経済交渉、国際会議、講演会、外国でのスポーツ大会や海外視察団への随行、テレビのインタビュー番組など、さまざまな場面で活躍する。外国語が話せるだ…
通訳の働き方と生活
依頼があったときに派遣される勤務形態が多い
勤務形態は、企業に所属する社内通訳者を除き、通訳エージェントなどに登録して、依頼があるときだけ現地に派遣される形が一般的だ。仕事は会議などがある平日のオフィスアワーが主だが、場合によっては夜間や早朝…
通訳にふさわしい人・適性
相手国の習慣や宗教への配慮もできる人
大事な商談や講演会などで通訳者が間違った訳をしてしまうと、多くの人が不利益を被ることになる。当然語学力は極めて高いレベルが求められるが、相手の言葉を瞬時に把握する頭の回転の速さや、忠実に伝える慎重さ…
通訳の将来性
国際化の進行で通訳へのニーズが高まる
コロナ禍の影響で、2020年の訪日外国人は約412万、2021年は約25万人と、以前に比べて大幅に減少した。ただ、2019年は年間3000万人を超す外国人が日本を訪れていた。かねてより日本政府は外国…
通訳の年収・給与・収入
収入
経験や能力によって異なる
通訳の資格
必須資格 … なし
通訳を行ううえで絶対に必要な資格はない。ただし、非常に高いレベルの語学力が前提になるため、各種の語学検定を受検して自分のレベルを測りながら勉強に向かうといいだろう。また、留学をしたり、外国人と積極的…
通訳になるには
通訳養成コースなどで専門技術を学ぶ
通訳になるのに特別な免許や資格は必要なく、実力があればだれでもなれる。しかし、話されている内容を正しく理解するためには幅広い教養が求められるため、現在活躍している通訳のほとんどが大卒者だ。
また、通訳には、高い語学力はもちろん、聞きとった内容を瞬時に訳して伝えるなど、特殊な技術も必要となる。そのため、大学や大学院で語学を専攻して語学力をつけるだけでなく、通訳あっせん会社が主催する教室や外国語学校の通訳養成コースに参加するなどして専門技術を学ぶのが一般的だ。