救急救命士
救急車に乗り、病人や事故にあった人の応急処置を施すことが仕事。命を救う最前線で働く、責任の重い職業だ。ほとんどの救急救命士が消防官として消防署に勤めているが、近年は民間の病院で働く救急救命士も登場してきている。
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救急救命士の仕事の内容
救急車の中などで患者に救急救命処置を施す
救急救命士は、病院や診療所に搬送される途中の傷病者に救急救命処置を施すスペシャリストだ。止血処置や脈拍の測定といった一般的な医療活動はもちろんのこと、心臓や呼吸の止まっている傷病者に対して、医師の指…
救急救命士の働き方と生活
24時間体制の勤務だがやりがいも大きい
救急活動は24時間体制で行われるため、勤務形態は交替制だ。出勤が早朝や深夜になることも多いため、生活は不規則になりがちである。また、出動要請があれば仮眠中でも出ていかなければならないなど、過酷な面も…
救急救命士にふさわしい人・適性
冷静沈着な判断力と医療に関する知識が必要
一刻を争う救急医療の現場で適切な判断を下し、傷病者の命を救わなければならないため、何よりも冷静沈着であることが求められる。また、救急救命士は医師の指示のもとで処置を行う。ほかの隊員とはもちろん、指示…
救急救命士の将来性
救急医療の充実が課題。今後とも期待は大きい
今日、救急医療をより充実させていくことが重要な課題となっており、今後とも救急救命士への期待は大きいと言える。
救急隊が出動する件数は年々増加傾向にあり、各自治体では、救急隊を増隊する動きも…
救急救命士の年収・給与・収入
収入
初任給 約25万9000円(東京消防庁Ⅰ類の場合・2023年)
救急救命士の資格
必須資格 … 救急救命士/消防官採用試験
救急救命士として働くためには、国家試験の合格者に与えられる「救急救命士」の資格が必要だ。受験資格は救急救命士の大学や専門学校の養成課程を修了することで得られる。また、消防官として5年以上勤務し(もし…
救急救命士になるには
救急隊員として経験を積むのが近道
救急救命士として活躍するためには救急救命士の国家試験とともに消防官採用試験の合格が欠かせない。そのルートは主に2通りある。
1つは、まず消防官として採用されてから国家試験を受験する方法。消防官として勤務しながら5年以上または2000時間以上の救急業務を経験し、さらに養成所で6か月以上の講習を受けることで受験資格が得られる。
もう1つは、養成課程のある大学や専門学校で所定の課程を修了し、国家試験に合格したのちに、各自治体の消防官採用試験にパスする方法だ。
近年では、チーム医療の必要性が叫ばれており、救急医療に力を入れる病院で救急救命士の有資格者を募集することも多くなっている。
救急救命士の学校の選び方
どの学部・学科からでも就職可能
救急救命士になる最短のルートは、大学や専門学校の養成課程を卒業し、国家試験に合格することだ。養成課程を経ずに、消防士として採用されてからでも試験に挑戦できるが、消防官として5年以上勤務、もしくは20…
救急救命士の就職先・活躍できる場所
消防署が中心だが、救急病院で働く人も
救急救命士の主な職場は消防署だ。ただし、法律が改正されて、病院に搬送されてからも医療処置が行えるようになったことから、救急病院を中心とした病院で働く救急救命士も増えつつある。
○消防…
救急救命士のやりがい
自分の働きが命を左右する緊張感
救急救命士は命のかかった、まさに最前線で働く仕事だ。自分の働き一つで、傷病者の命が左右されると言っても過言ではない。ときには自分が搬送した人が、無事に社会復帰を果たしてお礼に訪れてくれることもあるよ…
資格取得可能な学校を調べる
※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。