パタンナー

　パタンナーとは、アパレル・ファッション業界において、ファッションデザイナーが作成したデザイン画から「型紙（パターン）」を作る人のこと。パタンナーの腕次第で商品の仕上りが決まるとも言え、重要な役割を担う。アパレルメーカーなどへの入社後は、アシスタントからキャリアをスタートし、経験を積んでいった後、一人前のパタンナーとして重要な業務を任されるようになる。

いろいろな視点から
この職業について調べてみよう

パタンナーの仕事の内容

平面的なデザイン画を立体的にイメージし、型紙に起こす

　パタンナーの仕事は、洋服などのファッションアイテムを生産するにあたって、ファッションデザイナーが描いたデザイン画から「型紙（パターン）」を作成することだ。デザイン画は平面的に描かれているため、パタン…

パタンナーの働き方と生活

経験次第で、自分に合った働き方を選択できる

　働き方としては、次の３通りがある。①会社で働く（アパレルメーカーやファッションデザイン事務所、縫製工場など）②フリーランスとして働く（企業での経験や実績のほか、有名ブランドや新規ブランド立ち上げの経…

パタンナーにふさわしい人・適性

コツコツと地道な作業を続ける職人的な要素が濃い

　前提として、「洋服が大好き」「ものづくりが好き」という気持ちがあることが、パタンナーとして意欲的に働くための大事なポイントである。その上で、コツコツと地道な作業を続けることが苦にならないことが重要だ…

パタンナーの将来性

国内外を問わず需要のある仕事

　商品の生産を海外の工場で行うことも多く、現在のパタンナーはCAD（設計や製図を行うツール）を使って作業をしたり、仕様書だけで仕事をしたりすることも多い。しかし、型紙を確認検証する場合や、平面上での製…

パタンナーの年収・給与・収入

収入

経験や能力により異なる

パタンナーの資格

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キャリアアップをめざせる資格

パターンメーキング技術検定、洋裁技術認定など

パタンナーになるには

服飾系の学校で専門的な知識と技術を身につける

　パタンナーとして働く上で必須となる資格は特にないが、「パターンメーキング技術検定」「洋裁技術認定」などを取得しておくと就職に有利になる。技術力が問われる専門職であるため、服飾関連の知識を全く持たずに就職することは難しいだろう。一般的には、高校卒業後、服飾系の専門学校や大学・短大の服飾系学科で学び、アパレルメーカーなどに就職するのが王道ルートとなっている。まずはアシスタントとして先輩の補佐的な業務を経験し、十分な実力があると認められると、ようやく一人前のパタンナーとして業務に携われる。教育制度が充実している企業もあれば、目で見て学ぶといったスタイルの企業もあるので、自分が理想とするキャリアをイメージして、就職先を探すといいだろう。