保育士
働いている保護者に代わり、児童福祉施設などで子どもの成長を手助けする仕事。また、乳幼児保育のプロフェッショナルとして、保護者に対して指導を行うことも役目の一つだ。人手不足がよく話題になる職業でもあり、多くの優秀な人材が必要とされている。
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保育士の仕事の内容
児童福祉施設で子どもの世話をする
保育士の仕事は、保育所などの児童福祉施設で、保護者の代わりとなって、子どもの年齢に応じた生活全般に渡る指導を行うとともに、保護者に対して保育に関する指導を行うことだ。なお、保育の対象となるのは、乳幼…
保育士の働き方と生活
勤務時間は不規則になりがち
勤務時間は公立、私立共に不規則であることが多い。また保護者の送迎時間を考慮して、早朝や夜間保育を行っている保育所などでは、交替制勤務を採用しているところもある。休日は週休2日制が増えているようだが、…
保育士にふさわしい人・適性
「子どもが好き」だけでは務まらない
まず子どもが好きなことが第一条件。ただし、これだけでは保育士の仕事は務まらない。子どもと向き合うことが、楽しいことばかりとは限らないからだ。小さな子の命や成長に関わる仕事なので、責任感の強さは非常に…
保育士の将来性
幼保一元化の動きが進む
結婚、出産後も仕事を続ける女性が増え、保育所の不足が大きな課題となっている。こうした中、保育施設の充実を図るため、幼稚園と保育所の両方の機能を持つ「認定こども園」の普及を進めるなど、幼保一元化の動き…
保育士の年収・給与・収入
収入
・平均給与 約26万6800円/月
・年収 約391万円
※年収の計算方法:きまって支給する現金給与額(26万6800円)×12カ月+年間賞与その他特別給与額(71万2100円)
※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」より
※10人以上の規模の事業所で働く保育士の給与月額男女計(平均年齢:38.8歳、勤続年数:8.8年、所定内実労働時間数:167時間、超過実労働時間数:3時間)
保育士の資格
保育士
保育士として働くには、「保育士」の資格が必要だ。資格を取得するための方法は2つあり、1つは大学の社会福祉学部などに設置されている子ども学科、児童学科といった指定の保育士養成施設を卒業すること。もう1…
関連資格
幼稚園教諭免許状
保育士になるには
資格は養成課程修了と試験による取得がある
保育士になるための方法は2通りある。1つは大学の社会福祉系学部や生活科学系学部などに設置されている子ども学科、児童学科、幼児教育学科や、短大の保育科、幼児教育科、専門学校の養成課程などの保育士養成施設で学び卒業する方法である。
もう1つは、都道府県で実施する保育士試験に合格する方法だ。受験資格は、大学に2年以上在学し、62単位以上修得した者、短大卒の者、高校卒業後児童福祉施設で2年以上かつ2880時間以上働いた者などである。
近年の保育士試験の合格率は20%前後となっている。
なお、いずれの方法でも、都道府県に保育士として登録する必要がある。
資格取得可能な学校を調べる
※学校ページからパンフレットや願書の取り寄せが可能です。