中小企業診断士(SMEC)
中小企業診断士は、中小企業の経営について、さまざまな角度からアドバイスを行う職業のこと。日本の企業の大多数は中小企業なので、中小企業診断士が日本の経済を裏方から支えていると言える。
いろいろな視点から
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中小企業診断士の仕事の内容
中小企業の経営状態を診断・アドバイス
中小企業診断士は、中小企業の経営の状態を、財務・労務・仕入れ・生産・販売など全般にわたって調査分析し、経営管理について改善すべき点、改善方法を指導することが仕事である。個々の企業を対象とするケースと…
中小企業診断士の働き方と生活
勉強会や研修会で多忙になることも
中小企業診断士は主にコンサルティング会社、中小企業診断士事務所の社員として働いており、十分に経験を積んだのち、独立・開業する人も多い。そのほかに、一般企業に入社して「企業内診断士」として働く場合や、…
中小企業診断士にふさわしい人・適性
経済・経営に関心があり、勉強し続けられる人
中小企業診断士は企業の経営に関するプロフェッショナルとして、豊富な知識が求められる。最新の経済ニュースや経営情報について情報収集していくことが欠かせないため、経済や経営について深く関心がある人に向い…
中小企業診断士の将来性
日本経済の活性化に欠かせない職業
日本の企業のほとんどは中小企業であり、中小企業が日本の経済を支えていると言っても過言ではない。しかし、多くの中小企業の経営者が高齢化し、廃業する企業も多いうえに、人材不足が深刻化しつつあるのが現状だ…
中小企業診断士の年収・給与・収入
収入
平均給与/年収 … 経験・能力によって異なる
中小企業診断士の資格
中小企業診断士
中小企業診断士になるには、中小企業診断協会が実施する試験に合格し、実務補習か養成課程を修了することで登録資格を得られる。試験は筆記試験と口述試験にわかれており、近年は合格率20%程度を推移している。…
そのほかにあると便利な資格
○日商簿記検定
いわゆる「簿記」と呼ばれる検定。経理や税金に関する知識が問われる。中小企業診断士の業務上、経理や税金の知識は不可欠であり、特に関連の深い資格と言える。中小企業診断士の資格を得
関連資格
中小企業診断士
中小企業診断士になるには
中小企業の数に比べて、有資格者は不足気味
資格試験(1次試験・科目合格制)には、年齢や学歴などによる制限はない。
1次試験は(1)経済学・経済政策、(2)財務・会計、(3)企業経営理論、(4)運営管理(オペレーション・マネジメント)、(5)経営法務、(6)経営情報システム、(7)中小企業経営・中小企業政策が問われる。
1次試験合格者には、具体的な診断能力を問う2次試験が行われる。2次試験合格後、実務補習を修了するか、診断実務に従事する。
また、1次試験合格後に、中小企業大学校などの養成機関で所定の課程を修めることでも、中小企業診断士への登録資格が得られる。