速記者の仕事の内容

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速記者の仕事の内容

速記を駆使して正確に文書化する専門家

 速記者の仕事は、速記記号を使って、会議の発言や会見の記録、インタビューの内容など、人の話を書き取って記録する仕事である。発言者の声を聞きながら、普通の文字を書くときの10倍ものスピードで書くことができる速記記号で書きとめ、その後、速記記号から発言を復元し、だれもが読める文書にする。この復元作業は反訳と呼ばれ、発言時間の数倍の時間を要する作業である。速記を必要とする場面は、国会をはじめ、都道府県や市町村の議会、裁判所の法廷での審議、一般の会議、講演会、対談、インタビューなどである。とくに、国会や裁判所では証拠や根拠となる記録文書であり、重要な役割を担っている。最近は録音機器の普及により、現場に同席せずに、その録音素材を文書化する仕事も増えている。

 手書き速記からキーボード速記への変化や、国会の速記者の募集停止など、速記者の環境は変わりつつある。しかし、法廷などの録音が許可されていない場所での速記や、発言をだれもが読める文書にする(反訳)の需要は今もある。

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