社会保険労務士(社労士)の資格

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社会保険労務士の資格

必須資格 … 社会保険労務士

 社会保険労務士として働くには、国家資格の合格者に与えられる「社会保険労務士」の資格が必要だ。受験資格は大学や高等専門学校を卒業した者などに与えられる。

 試験は選択式、択一式の両方からなる筆記試験。労働基準法、健康保険法など、特に労働や年金と関わりの深い法律分野から多く出題される。大学の法学部で専門的な知識を身につけておくといいだろう。

 2023年の試験は、4万2741人が受験し、2720人が合格した。合格率は6.4%。2022年の合格率も5.3%と低く、ひと握りの人しか合格できない難しい試験だとわかる。志望する場合はなるべく早くから、計画を立てて勉強していくことが大切だ。

そのほかにあると便利な資格

○行政書士

 企業や個人の依頼を受けて、行政に提出する書類の作成や事務手続きを代行するための資格・職業。社会保険労務士と行政書士両方の資格を取得することで、仕事の幅を大きく広げることが可能だ。実際に兼任している個人事務所も多い。ただし、行政書士の資格取得自体がかなり難しく、綿密な対策が必須となる。

○特定社会保険労務士

 社会保険労務士の仕事の一つに、“あっせん”がある。労働問題を裁判に持ち込む前に、当事者双方の話を聞き、専門家として問題の解決を手伝う仕事だ。この仕事を行ううえで必要なのが特定社会保険労務士という資格。社会保険労務士であれば、研修を受け、試験に合格することで取得することができる。

そのほかに関連した資格

行政書士/司法書士

関連する職業

弁護士/検察官/裁判官/不動産鑑定士/土地家屋調査士/司法書士/行政書士/弁理士/家庭裁判所調査官(補)/裁判所事務官/裁判所書記官

 社会保険労務士に関連した職業は、法律に関わる仕事の中から見つけることができる。このうち行政書士は社会保険労務士と兼任する人も多く、かつ人気のある職業だ。法律に関わる職業にもこれだけ種類があり、どんな法律に関わるか、どのように法律を使っていくのか、それぞれ違う。社会保険労務士以外に興味を持てる仕事がないか調べてみよう。

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