通関士の働き方と生活

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通関士の働き方と生活

ある程度経験を積んでから輸入業務を担当する

 通関士の主な職場は、通関業を行う運送業や物流業者、倉庫業者などである。通関手続きは非常に煩雑で、専門知識がなければ、日々大量の輸出入が停滞してしまう。一般的に、入社したばかりのころは輸出を担当し、慣れてくると関税の手続きなど、より複雑な業務が必要となる輸入も担当していくようだ。

 通関士の多くは、税関の開庁時間である朝8時半(一部除く)までに出社し、仕事を始めているようだ。朝一番で税関に書類を提出するためだろう。その後は基本的にデスクワークが中心だが、貨物検査の立ち会いなどで外出する機会もある。夕方になって税関が閉庁した後は、翌日に申請する書類の整理を済ませて、帰宅となる。ただし、審査の依頼が大量にやってきた日や、急ぎの依頼がある日は、昼休みを取れなかったり、残業時間が伸びてしまったりするようだ。

 書類の作成や審査は一つひとつかかる時間が異なり、かなりの手間をかけて行うときもある。また、船に荷物を載せたり、商品を卸したりする関係から、納期にはとてもシビアな仕事。手際よく、かつ正確に書類をさばいていくことが仕事をするうえで重要なようだ。

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