通関士にふさわしい人

責任感と豊富な経験

　通関士の申告に誤りがあると、依頼者が罰則を受けたり、利益を損なったりしかねない。そのため書類の審査や作成には、必ず正確に行わなければならない。一方で、日によってはたくさんの書類をさばかなければいけなかったり、急ぎの依頼を抱えたりすることも。効率よく、かつきちょうめんに書類仕事をこなせる人だと活躍しやすいだろう。また、責任感を持って仕事に向かえることも重要だ。

　また、輸出入される貨物にはさまざまな種類がある。輸出入に規制がかかっているものもあるため、幅広い分野の知識や経験が必要になるだろう。仕事のことでも、自分から進んで勉強できる人が望ましい。

　さらに、通関書類は基本的に英語で書かれている。ほとんどが形式に沿って書かれているため、流ちょうな英語力が求められるわけではないが、英語が得意なことに越したことはない。