美容師の資格

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美容師の資格

必須資格 … 美容師/理容師

 美容師、理容師として働くには、それぞれの国家試験の合格者に与えられる「理容師」「美容師」資格を取得する必要がある。国家試験の受験資格は、理容師・美容師養成施設を卒業することで得られる。

 国家試験は、筆記試験と実技試験に分かれている。筆記試験では、美容師・理容師ともに、関係した法律、制度、衛生管理、保健、物理・化学、技術理論などが出題される。筆記試験、実技試験ともに、前の国家試験で合格していれば、次の国家試験での受験が免除される。実技試験は美容師と理容師でやや内容が違う。どちらもカッティングを行うのは変わらないが、美容師はそれに加えてセッティングというヘアスタイルをつくる試験が、理容師はシェービングの試験が課される。

 国家試験は年に2回行われる。美容師、理容師ともに、2回目の試験は新卒者が多く、第48回の国家試験は理容師の合格率が74.0%、美容師の合格率が59.7%だった。養成施設できちんと勉強しておけば、合格はそう遠くないだろう。

そのほかに関連した資格

○管理美容師/管理理容師

 常勤の美容師・理容師が2名以上いる施設には、責任者として管理美容師、管理理容師を置くことが法律で定められている。3年以上の実務経験を経て、指定の講習会に参加することで取得することができる。独立を考えるうえで欠かせない資格だ。

関連する職業

エステティシャン/アロマセラピスト/調香師/トリマー/動物飼育係、トレーナー/動物看護師(アニマルヘルステクニシャン)/調理師/管理栄養士、栄養士/パティシエ/プロスポーツ選手/ソムリエ/フードコーディネーター/クッキングアドバイザー/料理研究家/和菓子職人/パン職人/和裁士/着付け師/きものアドバイザー/ネイルアーティスト/ビューティアドバイザー/理容師

 美容師に関連した職業は、技能サービス系の職業から見つけることができる。このうち美容に関わるものだと、エステティシャンやネイルアーティスト、理容師が近いと言える。特に理容師は、業務の幅や位置づけがやや違うものの、髪のカットに関わる点はまったく変わらない。そのほか、美容師と着付け師を兼業している人、着付けサービスを行う美容室も多数存在している。

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