司法書士の資格

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司法書士の資格

必須資格 … 司法書士

 司法書士として働くには、国家試験の合格者に与えられる「司法書士」の資格が必要だ。特別な受験条件はなく、年齢や性別、学歴にかかわらず受験することができる。2022年度の試験は、合格者数が660名、受験者数に対する合格率が約5.2%となった。近年の合格率はほぼ同じ水準を保っており、合格の難しさが伺える。大学の法学部や法律の専門学校に通うなどして、専門知識をしっかり身につけることが大切だ。

そのほかにあると便利な資格

○行政書士

 司法書士は法務局や裁判所に提出する書類をつくるのが仕事であり、行政書士は行政機関(役所など)に提出する書類をつくるのが仕事。専門分野は違うが、業務の内容や流れはかなり似ている。試験問題に共通している部分があることもあって、実際に両方の資格を取得している人は少なくない。活躍の幅を広げるために、まず目をつけたい資格だ。

○宅地建物取引士

 いわゆる「宅建」。受験者数がトップクラスに多い国家資格の一つだ。不動産取引に関する専門的な資格であり、司法書士の不動産登記業務に役立てることができる。

○社会保険労務士

 採用や年金、保険など、企業の労働問題について扱う専門的な資格。宅地建物取引士と同様に、司法書士の業務と重なる部分があるため、両方を取得する人が多い。

 このほかにも司法書士には関連した資格は多数あり、活躍の幅を広げやすい。

そのほかに関連した資格

土地家屋調査士/行政書士など

関連する職業

弁護士/検察官/裁判官/不動産鑑定士/土地家屋調査士/社会保険労務士/行政書士/弁理士/家庭裁判所調査官(補)/裁判所事務官/裁判所書記官

 司法書士に関連する職業は、法律に関わる職業の中から見つけることができる。そのうち行政書士や社会保険労務士などは、業務の内容が重なることや、提携関係にあることも多い職業。それぞれどんな法律を相手にするのかが異なるので、自分がどんな分野で、どのように法律と関わっていきたいのかを考えると、適職を考えやすいだろう。

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