アナリストのやりがい

思い通りの予測ができたときの達成感は大きい

　アナリストの仕事の基本は、投資に役立つ情報を集め、分析し、成長が見込めるのか否か判断を下すことだ。説明するのは簡単だが、その過程は容易ではない。株価は上がることもあれば下がることもあるし、その要因はさまざまなうえに、同じ情報でもいろいろな解釈ができてしまう。そして、結果がはっきりと見える仕事だ。だからこそ、的確に分析ができて、自分の想定通りに株価が上がったときや、情報を提供した投資家に喜んでもらえたときに感じる達成感は大きい。また、高度なスキルが求められる仕事なので、自分が的確に予想できるようになっているという成長感も味わいやすいかもしれない。

　そのほか、投資を通して大きな金額を扱うことや、グローバルに仕事ができることも、やりがいに通じる面だ。また非常に広い分野の知識が求められること、中でもアナリストとして得意な専門分野を確立していく必要があることなどから、好奇心の強い人にとって、日々の情報収集自体が面白い作業に感じられるかもしれない。