ファイナンシャル・プランナー（FP）の将来性

資産運用をプロに任せる考え方が定着

　アメリカでは、ファイナンシャル・プランナーには公認会計士や弁護士と同様の高い社会的地位が与えられている。日本でも、ファイナンシャル・プランナーへの注目度が高まり、資産運用をプロに頼むという考え方が定着し始めている。さまざまな金融商品の出現や、高齢社会の本格化などで、今後はますます需要が伸びるだろう。

　ファイナンシャル・プランナーとしてキャリアを積んでいく際、資格の取得を目標にすることができる。例えば就職前に「ファイナンシャル・プラニング技能士」３級の資格を取り、最終的に「CFP」の資格を取得。さらに、並行して社会保険労務士など、別分野の資格取得をねらっていくこともできる。特に独立・開業をめざしていくのであれば、顧客獲得のために業務の幅を広げていくことは必須。計画的かつ、長期間にわたって勉強し続けられる人であれば、実際に就職してもうまくやっていけるはずだ。