ファイナンシャル・プランナー（FP）の働き方と生活

歴史の浅い日本では企業系FPが主流

　ファイナンシャル・プランナーの活躍の場は、大きく分けて企業系と独立系の二つがある。企業系は企業に勤務して業務を行うことになり、銀行、証券会社、生命保険会社などが勤務先となる。独立系は、自分で事務所を運営することになる。日本では独立している人は少ないのが現状だ。

　企業で働く場合は、ほかの営業職などと同様に、規定の勤務時間に合わせて働くことになる。ただし、ファイナンシャル・プランナーの場合、顧客の相談があって仕事が成り立っているため、顧客の都合によって休日出勤や残業が発生する場合もあるようだ。

　独立系の場合、自分で仕事を切り盛りする関係で、勤務時間は比較的自由に設定できる。ただし、仕事量やスケジュールを自分でコントロールする必要があるほか、仕事を得るために積極的に営業活動を行うなど、企業で働く場合と違った苦労も生じる。