幼稚園教諭の勉強法

入試科目は学校ごとにバラバラ、早めの志望校決定を

　幼稚園教諭には、大学や短大、専門学校を卒業し、幼稚園教諭の免許を取得することでなれる。

　大学の入試から見ていこう。国公立大については、個別試験で課される科目が大学ごとに大きく異なる。音楽の実技試験と面接しか課さない大学や、英語・数学が必須で、残り１科目を国語か理科から選択する大学、英語と国語のみ必須で課す大学など、文系・理系で分けにくい大学もある。早めに志望校を絞り込んでから、その受験科目に合わせて勉強するのがよさそうだ。私立大学の入試も同様に、英語・国語・社会のスタンダードな文系科目を課す大学や、英語・数学・国語の３科目を課す大学、小論文を課す大学など、決まった傾向がない。志望校や併願校を先に決めて勉強にとりかかるのがいいだろうう。

　一方専門学校は、面接や書類選考、レポートの提出など、学科の試験とは異なる試験が課されやすい。ただし、もし将来公立の幼稚園に就職したいなら、公務員採用試験で教養問題が課されるので、今しっかり勉強しておかないと試験対策で苦労する。５教科７科目の定期テスト対策はしっかりやっておこう。