幼稚園教諭の学校の選び方

何をどう学びたいのか、カリキュラムをよく比較すること

　幼稚園教諭になるには、幼稚園教諭普通免許状が必要だ。免許状には専修・１種・２種があり、専修は大学院、１種は大学、２種は短大や専門学校などの養成課程で取得できる。１種と２種でできる仕事の種類は変わらないが、給与がやや変わるほか、将来園長になるには１種が必要だ。後から１種を取り直すケースや、２種から切り替えるための大学の講座を受ける人もいるようなので、将来キャリアアップしていきたいなら最初から１種免許の取得をめざそう。もちろん、２種でも幼稚園教諭にはなれるし、仕事上の不都合はないので安心してほしい。

　大学・短大に進学する場合は、カリキュラムの内容をよく比較しよう。例えば保育実習の前後の指導に力を入れている大学や、歌の練習に力を入れている大学、海外インターンシップで英語能力を高められる大学など、大学によって教育内容が特徴的だ。４年間で学ぶ科目の内容や、ゼミとして開講されている科目を見てみると、その大学で何を学べるのかがわかりやすい。どんな先生になりたいのか考えながら比べてみよう。また関連している資格として、保育士免許や小学校教諭の免許が取れる場合もあるので、あわせて調べておくといい。

　専門学校の場合も、観点は同じだ。資格が取れることは共通しているので、何を、どのように学べるかを比較し、自分に合った学校をさがそう。