医療情報技師にふさわしい人
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医療情報技師にふさわしい人・適性
重要なのは、患者の秘密を守る責任感
医療情報技師は、一種のシステムエンジニアだ。ソフト・ハードの両面から、コンピュータに興味を持っていること、これからも持ち続けられることは前提となる。そのうえで、一般的なシステムエンジニアと異なるのは、医療に特化した情報を扱うこと。例えばカルテの内容は、極めて重要な個人情報であり、万が一にも漏洩があってはならない。また、業務の過程で個人情報に触れることも少なくない。患者の個人情報にかかわるものだと思って、一つひとつの仕事を丁寧に、責任感を持って臨める人でないと勤まらない。
またシステムを作り上げていく、保守・運用していく過程では、論理的な思考力が求められる。例えばプログラミングでは、一定の型を組み合わせて望む機能を実装していくので、複雑なルールに則って物事を考えなければならない。数学の問題を解くのが好き、パズルが好きといったように、論理的に考えることに自信がある、または好きな人だと、楽しみながら仕事に臨みやすい。
最後に、医療情報技師の専門分野であるシステム、そして大枠で見たときのICTの成長は、まさに日進月歩と言えるスピードで進んでいる。就職してからも、どんどん新しい技術が出てくるだろうから、日々学んでいく必要がある。知的好奇心が強い人であれば、これから先長い時間にわたって活躍して続けているだろう。
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