国税専門官の勉強法

文系学部の受験に対応できる準備を

　国税専門官になるには、国税専門官採用試験に合格する必要がある。年齢以外に受験資格は問われないが、大学卒業程度の学力が求められるので、大学に進学したほうがいいだろう。採用試験では法律、会計などの専門知識が問われるため、法学系、経済学系などの文系学部が勉強に適している。

　国公立大学、私立大学いずれも、法学系をはじめとする文系学部の個別試験は、英語、国語、地歴公民、数学から２〜３科目というパターンが一般的だ。必須とされることが多い英語と国語の力を付けるとともに、もう１科目、強みのある科目をつくっておきたい。大学によって必須科目や選択可能な科目、各科目の配点は異なるので、気になる大学があれば早めに調べておこう。特に地理、政治・経済、数学は、選択できない大学もあるので注意しよう。

　採用後の実務では、法律、経済、会計、国際情勢、語学、ＩＣＴなどの知識・技術が問われる。入試科目に関わらず、英語、数学、公民、情報などは、将来につながる科目として意識的に学ぶことをおすすめしたい。