職業情報 金融系
アナリスト
アナリストになるには
試験の内容から経済関連の学問が役立つ
アナリストに近い仕事をするためには、必ずしも資格は必要ではなく、証券会社や銀行に勤務したのちアナリストになるケースが多い。ただし、アナリストの試験に合格し、所定の実務経験を積んで検定会員になっておくと有利である。試験の内容から、大学では経済学、経営学・商学などを学んでおいた方がよいだろう。
アナリスト試験には第1次レベルと第2次レベルがある。第1次レベル試験を受験するためには、(社)日本証券アナリスト協会の通信教育講座を受講することが必要だ。第2次レベル試験は第1次レベル試験3科目合格者で、第2次レベルの講座を受講した者のみ受験でき、合格率は例年45〜50%前後である。
アナリストの仕事の内容
幅広いデータから株価の評価や予測を行う
アナリストとは、証券会社や銀行などの金融機関や投資顧問会社などに所属し、企業の増資や新製品開発の動向、収益や経営状態、そして国内外の全般的な経済、政治情勢など、幅広いデータや情報を調査・分析して、株…
アナリストの働き方と生活
決算時期は多忙になり調査のための出張も多い
アナリストの職場としては、証券会社、生命保険会社、銀行など、さまざまな金融系の企業が挙げられる。決算時期は、情報収集と分析に追われ、かなり多忙になる。また、担当する企業に実際に出向いて調査する必要が…
アナリストに向いている人・適性
膨大なデータを収集し分析する能力
仕事で収集、分析するデータや資料は膨大で、時には国の経済、金融行政の担当者や企業の経営スタッフなどに直接インタビューすることもあるため、情報収集力、分析力、取材力が不可欠。また、長時間コンピュータに…
アナリストの年収・給与・収入
収入・関連資格・必須資格
勤務先により異なる
アナリストの資格
関連資格
証券アナリスト
アナリストの将来性
独立型アナリストの出現に注目
現在のところ日本では、アナリストはほとんどが企業に所属し、アメリカのようにフリーで活躍する人は少ない。しかし、今後日本の株式市場が拡大し、ニーズが増えれば、アナリストへの注目度はいっそう高まるだろう…