アクチュアリーのやりがい

将来のリスクを考えるという、この仕事にしかできないミッション

　アクチュアリーの主な仕事は、数学の理論で社会の将来的なリスクを計算して、保険や年金の保険料を計算することだ。例えば保険には損害保険や生命保険があるが、いずれも誰かが亡くなったとき、被災したときなど、人生の重要な局面で、重要な影響を与える商品と言える。こうした、商品設計が社会や人に与える影響の大きさを考えると、重い責任と同時に、アクチュアリーにしかできないこの決定に誇りややりがいを感じられるはずだ。

　また、アクチュアリーは保険料の計算だけでなく、経営全般へのコンサルティング業務も行うことが多い。こちらも、会社の方針を決める重要な決定に関わるという意味では、責任感や達成感を得やすいだろう。

　そのほか、好きな数学を存分に生かして仕事ができるという人や、勉強し続けられる仕事だという人、国内外のアクチュアリーと交流する機会があるという人もおり、やりがいの多い仕事だと言えそうだ。