弁護士にふさわしい人
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弁護士にふさわしい人・適性
柔軟な考え方と駆け引きのうまさ
法廷で相手側の弁護士や検察官と論争するには、論理的で機転の利く思考力が必要になる。また、依頼者が感情的になっていたとしても、冷静に話を聞いて、裁判や調停に向けた戦略を立てていかなければならない。そのため何事も客観的な立場から捉えることができ、かつ細かいことまで考えられ、説得力のある話ができる人に向いているだろう。また、民事裁判では双方に言い分があることも多いため、戦術的な駆け引きのうまさも重要になるだろう。加えて、裁判に臨む際は、あらかじめ証拠やデータを綿密に調査することになる。単調なことでも粘り強く行える性格は強みになる。
そして、正義感があること、責任感が強いこと、誠実であることも重要だ。依頼者がどのようなトラブルに巻き込まれて困っているのか、相手の立場から考えることが重要になるし、どのような依頼でも依頼者の頼みを最大限果たすことが弁護士の役目だからだ。
なお、弁護士になるうえで合格しなければならない司法試験は、非常に難しい試験として知られている。勉強が嫌いではなく、かつ目標に向かってあきらめずに努力し続ける気持ちがないと、弁護士にはなれないだろう。
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