弁護士の資格

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弁護士の資格

必須資格 … 司法試験

 弁護士として働くためには、司法試験に合格することが必要だ。司法試験は法科大学院を卒業するか、「司法試験予備試験」に合格することで受験資格を得ることができ、5年の間有効。以前は5年間に3回までしか受験することができなかったが、現在は特に回数の制限がない。

 司法試験は非常に難度の高い試験としてよく知られている。2022年の試験では、3082名が受験し、そのうち1403人が合格。合格率は約46%となった。合格率だけ見るとほかの国家試験よりも合格しやすいように感じるが、司法試験はそもそも予備試験に合格するか、法科大学院を卒業しなければ受験することができない。受験のハードル自体が高いため、見かけ以上の難度があるものだと覚えておこう。

 ちなみに、2022年の予備試験の受験者数は1万3004人。短答式、論文式、口述式の全試験をクリアした最終的な合格者数は472人だった。合格率は約4%と、やはりかなりの難関となっている。

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 弁護士に関連した職業は、法務系の職業から見つけることができる。このうち検察官、裁判官は、法曹として非常に近い立場にあり、同じ司法試験を合格しなければ就職することができない。また、司法書士や弁理士、行政書士も、士業として業務が似ている点がたくさんある。このように、弁護士には似た職業、似た仕事がいくつもあるため、自分がどのように法律や人に関わっていきたいのかを考えて、志望する職業を選んでいこう。

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