アクチュアリーの仕事の内容

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アクチュアリーの仕事の内容

企業の数理業務すべてにかかわる

 生命保険会社や損害保険会社は、主に死亡や災害といった不確実な出来事を対象として扱う。もし、その発生頻度が想定を大きく上回ると会社の存続にかかわるため、商品開発の際には必ずアクチュアリーが企画に加わる。

 仕事内容は、保険商品の設計や収支予測、保険料の算定、配当率の決定、死亡率や事故発生率の調査・分析、事業費支出の管理などで、確率や数理統計の手法を使い、これらの数値を算出する。また、保険会社では、アクチュアリーが保険計理人として選任され、決算時に法定の確認業務を行う。そのほかの主な職場には、信託銀行、官公庁、コンサルティング会社、監査法人などがある。

 つまり、統計やデータを使って、将来のリスク(事故や災害など)を予測し、保険商品や年金の保険料・支払金を計算するのが、アクチュアリーの大まかな仕事だと言える。また、将来を予測するという点に絞って、企業の収支や経営リスクの予測を手がけることもある。極めて高度な専門職であり、日本アクチュアリー会の試験に合格した正会員アクチュアリーは2018年現在、日本に1700人ほどしかいない。

 生命保険会社や損害保険会社で働く場合の仕事内容は上記のとおりだ。一方で、コンサルティング会社や監査法人で働く場合、クライアントとなる企業に対して第三者の立場から会計監査や経営アドバイスを行う。

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