土地家屋調査士の資格

土地家屋調査士

 土地や建物について調べ、誰が所有者なのか法律上の手続き(登記)を行う職業。また、土地と土地の境目を特定し、土地に関するトラブルを解決する役目も担っている。事務手続きだけではなく、その土地に行ってフィールドワークを行うのも特徴だ。

土地家屋調査士の資格

必須資格 … 土地家屋調査士

 土地家屋調査士として働くためには、国家試験の合格者に与えられる「土地家屋調査士」の資格が必要だ。受験資格は特になく、誰でも受験することができる。また、測量士、測量士補、一級・二級建築士の資格を得ている場合、午前の部の筆記試験(土地・家屋の調査、測量に関する試験)が免除される。試験では民法、登記の手続き、測量など、実務に直結する知識や技能が問われる。
 2020年度の試験では、3785名が受験し、うち392名が合格。合格率は約10%だった。近年は似たような合格率が続いており、かなりの難関試験になっている。合格をねらうのであれば、大学や専門学校などでしっかり勉強するつもりでいよう。
 なお、2020年度の合格者は男性が90.3%、女性が9.7%と、圧倒的に男性が多い結果だった。

関連資格

○司法書士
 土地家屋調査士と同様、土地の登記に関わる職業。土地の登記の中でも「権利に関する登記」を担当している。また土地に限らず、会社設立時の商業登記なども手がけている。土地家屋調査士と兼業する事務所や法人が多い。

○測量士/測量士補
 土木、建築工事に関する測量を行う職業。同じ測量でも、土地家屋調査士が行うものとは明確に役割が分けられており、登記を前提とした測量は土地家屋調査士しか行えない(登記自体もできない)。同様に、登記以外の目的で土地家屋調査士が測量を行うことはできない。

○建築士
 建築物の設計を行う技術者。一級建築士・二級建築士の資格を得ている場合、土地家屋調査士の一部の試験が免除される。

関連する職業

弁護士/検察官/裁判官/不動産鑑定士/社会保険労務士/司法書士/行政書士/弁理士/家庭裁判所調査官(補)/裁判所事務官/裁判所書記官

 土地家屋調査士に関連した職業は、法務系の職業の中から見つけることができる。このうち司法書士は、土地家屋調査士と同様に土地の登記に関わる職業だ。業務自体がよく似ているため、共通点や違いを調べてみるといいだろう。そのほかの職業も、何らかの形で法律に深く関わっている。法律自体に興味があるなら、一通り見てみるといいだろう。
 そのほか、法律には関係ないが、測量士(補)も業務の一部がよく似ている仕事と言える。

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