行政書士の資格

行政書士

 行政書士は、官公署に提出する書類の作成を行う職業。法律の知識が必要な書類作成を、一般の人に代わって行う身近な法律関係の仕事だ。また、その豊富な法律知識を生かして、近年は企業経営などのコンサルタントを行うことも多くなっている。

行政書士の資格

必須資格 … 行政書士

 行政書士として働くには「行政書士」の資格が必要。資格を得る方法はいくつかあり、そのうち最も近道なのが行政書士試験に合格することだ。受験資格に特別な項目はなく、年齢や学歴に関係なく受験することができる。
 2020年度の行政書士試験の合格者数は4470人、合格率は10.7%だった。近年の行政書士試験の合格率はおよそ10%前後で推移しており、6%しかなかった年度も。このように、合格しやすいとは言えない試験なので、大学の法学部などでしっかり法律への理解を深め、対策しておくことが重要だ。

そのほかにあると便利な資格

○司法書士
 法務局や裁判所などに提出する書類を作成するための資格。行政書士と仕事の内容が非常に似ているが、書類の提出先が行政書士とは違う。行政書士以上に取得が難しいと言われているが、業務が近しいこともあり、取得できれば一気に仕事の幅を広げることができる。

○宅地建物取引士
 不動産取引についての専門的な資格。行政書士も不動産関係の書類を作成することがあり、資格を持っていると業務を進めやすいだろう。

○社会保険労務士
 企業の採用活動や保険、年金など、労働に関する相談に対応するための資格。企業に対してコンサルタント業を行ううえで役立つ。

 上記の資格以外にも、ファイナンシャルプランナーや建設業経理事務士など、さまざまな資格と相性がいいことが行政書士の特長だ。

関連資格

社会保険労務士/司法書士など

関連する職業

弁護士/検察官/裁判官/不動産鑑定士/土地家屋調査士/社会保険労務士/司法書士/弁理士/家庭裁判所調査官(補)/裁判所事務官/裁判所書記官

 行政書士に関連した資格は、法律に関わる職業から見つけることができる。下に挙げた職業のうち、弁護士、弁理士の資格を所持していると、行政書士の資格取得も容易になる。また、総じて業務内容が近しい職業が多く、たとえば社会保険労務士は行政書士と兼務されることも多い職業だ。行政書士として活躍したいなら、ほかの職業の資格も取って、マルチに働いていくことが大切になる。いつ、どの資格を取得するかを考えるためにも、関連した職業・資格について詳しくなっておいて損はないだろう。

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